生方副幹事長解任という“誤報”で得をしたのは誰か?【週刊 上杉隆】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
上司の悪口を言ったからということで、解任。
しかし上司が出てきて、やっぱり解任はしないからね、仲良くやろうね、って。
組織というものの実態がよく見えます。
自由に意見が言えない風土。
取り巻きのイエスマンたちが絶えず見張っていて、まずいことが起きないようにする。
火種になりそうなものは早急に排除する。
上からの具体的な指示がなくても、日々そのことばかりに全力を傾けている、しっかりしたいい部下たちです。
こういう組織、よく見かけます。
成功体験、ずっと続けてきた習慣や体質が体に染み付いてしまっている。
変化できない。
反省や学習もないし、謙虚さもない。
リーダーシップは大切だけど、周りがイエスマンばかりでは一人の力にしかならない。
違う考え方や耳の痛いことでも言えるような風土でないと。
米長邦雄著、運を育てるで学んだ教え。
“女神が微笑むのは、謙虚さと笑顔(明るさ)”
これを組織論に置き換えて言えば、上記二つとともに、
進むべき方向(ビジョン)が明確なこと、
そして
『しなやかさ』、
が大切だと思うのです。
某政党、某相撲協会を始めとして、世の中のいろんな組織を見るにつけ、しなやかさが微塵も感じられない。
動脈硬化がどんどん進行していて、血管がドロドロになってる。
全身の“血管”が“欠陥”。
いつも新鮮な血液が毛細血管にまで勢いよく回っているかどうか。
ここでご紹介。
著者は、このブログではお馴染みの方とかなり深い関係にある方なのですけど、この本の中に印象的な記述がありました。
-------------------------------------------
大会社になると、いろんなセクションがそれぞれ別の意図で回り始め、横の連携が取れてないことがよくある。そんなクライアントに対して、
「御社が今のような大きな会社でなく、商店街の小さな店だったらと考えてみてください。」という一言。
(大きな会社でなく、仮に)軒先が街路に面したような小さな商店だったら、目の前のお客さまの顔がよく見えるし、一人一人の店員の顔や性格がよくわかる。
これがマーケティングの原理原則。
企業がスタートした時点で抱いていた意図が、大きくなって組織分化する過程でいつの間にか置き去りにされ、細分化した組織の弊害が出てくる事例は数知れないのではないか。
すべて一貫していて、真っ直ぐにターゲットである消費者に伝わっていく。
この形こそが理想的なマーケティングの有り様。
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何が言いたいのかというと、
組織が大きくなると、派閥とか、セクショナリズムとか、各責任者やセクションの思惑とか、いろんなものが錯綜して、根本の思想が見え難くなる。
社内コミュニケーションの動脈硬化が原因で、効率的でわかりやすい情報発信を歪んだものにしていく。
いわゆる大企業病という病気。
血流が悪くなるところから始まり、慣れとか驕りとかがさらに肉体を蝕み、気がつけば、命に影響するような大病になっている。
シンプルに、「うちは町の小さな商店」だと思えば、とてもわかりやすくなる。
某政党という永田町の小さなお店は、お客様に喜んでもらえてるのか。
某連盟という千駄ヶ谷の小さな商店は、お客様にどういうサービスを提供しているのか。
たまたま通りがかりで立ち寄ってくれた一人の(潜在)顧客に対して、
どういうメッセージを伝えて、どうしてもらおうとしているのか。
大した顧客満足も提供できてないのに、その認識もなく、次の選挙はよろしくね、って、勝手にそればっか言ってる変な店。
どんどん客が寄り付かなくなっている。
早くなんとかしないと、そのうち誰も見向きもしなくなるよ。
上司の悪口を言ったからということで、解任。
しかし上司が出てきて、やっぱり解任はしないからね、仲良くやろうね、って。
組織というものの実態がよく見えます。
自由に意見が言えない風土。
取り巻きのイエスマンたちが絶えず見張っていて、まずいことが起きないようにする。
火種になりそうなものは早急に排除する。
上からの具体的な指示がなくても、日々そのことばかりに全力を傾けている、しっかりしたいい部下たちです。
こういう組織、よく見かけます。
成功体験、ずっと続けてきた習慣や体質が体に染み付いてしまっている。
変化できない。
反省や学習もないし、謙虚さもない。
リーダーシップは大切だけど、周りがイエスマンばかりでは一人の力にしかならない。
違う考え方や耳の痛いことでも言えるような風土でないと。
米長邦雄著、運を育てるで学んだ教え。
“女神が微笑むのは、謙虚さと笑顔(明るさ)”
これを組織論に置き換えて言えば、上記二つとともに、
進むべき方向(ビジョン)が明確なこと、
そして
『しなやかさ』、
が大切だと思うのです。
某政党、某相撲協会を始めとして、世の中のいろんな組織を見るにつけ、しなやかさが微塵も感じられない。
動脈硬化がどんどん進行していて、血管がドロドロになってる。
全身の“血管”が“欠陥”。
いつも新鮮な血液が毛細血管にまで勢いよく回っているかどうか。
ここでご紹介。
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著者は、このブログではお馴染みの方とかなり深い関係にある方なのですけど、この本の中に印象的な記述がありました。
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大会社になると、いろんなセクションがそれぞれ別の意図で回り始め、横の連携が取れてないことがよくある。そんなクライアントに対して、
「御社が今のような大きな会社でなく、商店街の小さな店だったらと考えてみてください。」という一言。
(大きな会社でなく、仮に)軒先が街路に面したような小さな商店だったら、目の前のお客さまの顔がよく見えるし、一人一人の店員の顔や性格がよくわかる。
これがマーケティングの原理原則。
企業がスタートした時点で抱いていた意図が、大きくなって組織分化する過程でいつの間にか置き去りにされ、細分化した組織の弊害が出てくる事例は数知れないのではないか。
すべて一貫していて、真っ直ぐにターゲットである消費者に伝わっていく。
この形こそが理想的なマーケティングの有り様。
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何が言いたいのかというと、
組織が大きくなると、派閥とか、セクショナリズムとか、各責任者やセクションの思惑とか、いろんなものが錯綜して、根本の思想が見え難くなる。
社内コミュニケーションの動脈硬化が原因で、効率的でわかりやすい情報発信を歪んだものにしていく。
いわゆる大企業病という病気。
血流が悪くなるところから始まり、慣れとか驕りとかがさらに肉体を蝕み、気がつけば、命に影響するような大病になっている。
シンプルに、「うちは町の小さな商店」だと思えば、とてもわかりやすくなる。
某政党という永田町の小さなお店は、お客様に喜んでもらえてるのか。
某連盟という千駄ヶ谷の小さな商店は、お客様にどういうサービスを提供しているのか。
たまたま通りがかりで立ち寄ってくれた一人の(潜在)顧客に対して、
どういうメッセージを伝えて、どうしてもらおうとしているのか。
大した顧客満足も提供できてないのに、その認識もなく、次の選挙はよろしくね、って、勝手にそればっか言ってる変な店。
どんどん客が寄り付かなくなっている。
早くなんとかしないと、そのうち誰も見向きもしなくなるよ。
私の知り合いの書籍を取り上げてくださり、
ありがとうございます。
このコメントを記入している4/10 土曜日には、
イタリア出張に旅立ちました。忙しそうです。
私も仕事上、「お客様の顔が見えるマーケティング」がしたいと
常々思っていますが、いやー、いろんなタイプの
お客様がいらして(苦笑)。
それでも、「類は友を呼ぶ」という言葉通り、
「ついてくれる」お客様のタイプはしぼられてきました。
お客様と“店側の相性”が、商売に欠かせないと実感しています。
“札束で殴るような” お客様にも
来ていただきたい気はしますけど!
>私の知り合いの書籍を取り上げてくださり、
ありがとうございます。
いえいえどういたしまして。
どういう知り合いの方なのかはよくわかりませんが、上記のところだけでなく、著者独自のいろいろ視点があり、面白かったです。
>このコメントを記入している4/10 土曜日には、
イタリア出張に旅立ちました。忙しそうです。
ほんといろいろ活躍されているようで、大変ですね。一度だけお目にかかったことがあるのですけど、また何かの折にお話したいと思っています。
>「類は友を呼ぶ」という言葉通り、「ついてくれる」お客様のタイプはしぼられてきました。お客様と“店側の相性”が、商売に欠かせないと実感しています。
確かに。
相性はかなりありますよね。
合わない客とは、どこかでギクシャクしてしまう。歳をとるにつけて相性の重要さを再認識しています。