昨日行ってきました。久々の紀伊国屋ホール。
そして久々の生(なま)羽生さんです。
《新宿セミナー@kinokuniya 200回達成記念 新春特別企画》 『運を超えた本当の強さ』刊行記念 桜井章一・羽生善治 講演会「これからの時代に大切な『本当の強さ』」
麻雀の桜井章一さんの上記出版を記念しての対談形式の講演会。
お題は“これからの時代に大切な「本当の強さ」”
羽生さんがこのような帯を書いてます。
「この本にはこれからの不透明な時代を生きていく知恵と勇気が詰まっています。」
会場は超満員。
かなり前にチケット完売したとのことで、麻雀ファン、将棋ファンがほぼ半々と言った感じでしょうか。
羽生さんと桜井さんは去年の4月頃に7時間×2日間対談をして、お互いにすっかり意気投合してリスペクトしあっている仲だということです。
年はかなり違うけど、「会長」、「先生」と呼び合う二人。
めぐり合えて、一緒にいられて、心から嬉しさが満ち溢れてる様子の二人。
出だしからお互いに対してのラブコール炸裂です。
桜井さんが羽生さんに、「羽生さんって、なんか、可愛いんだよなあ。」
羽生さん「一応勝負の世界にいるのだけど、可愛いって言われるのはどうなんでしょうか?」
二人の盛り上がったやり取りの詳細に関しては後日アップするであろうおさまこさんのブログにおまかせするとして、自分なりに感じたことを書いてみます。
まず、羽生さんは、桜井さんとの今日のために、桜井さんの本を再度読み返してきたとのこと。ちゃんと事前研究と作戦は怠りません。
序盤から羽生さんは桜井さんに矢継ぎ早に質問をする。
そしてその返事から流れが途切れないように感想を言いつつ次の展開に移っていく。
終始聞き役に回って桜井さんに対していろいろな角度から鋭い質問をして桜井さんらしい話をどんどん引き出していく。
桜井さんの強引な返しにもひるまず苦笑しつつ、会場を沸かせるような機転の利いた対応をする。
飄々としながら、かつ、自分もいかにも楽しそうに、そして会場の人たちも十分に楽しめるようなサービス精神も出しつつ、話をリードしていく。
今日の主役はあくまでも桜井さんという雰囲気を作りつつ、将棋の話、自分の考えも披露していく。
将棋でも言われるような羽生さんの懐の広さ。
どんな相手でも相手の手に乗って、見応えのある将棋を作っていくのと同じように、楽しく内容のある会話に仕立てる。
相手がどんなタイプでもたくさんの引き出しを駆使して、攻めたり守ったり意外な手を指したり、縦横無尽、オールラウンダーの面目躍如。
すごく思ったのが、羽生さんは常にファン(会場の聴衆)の目線、視点を忘れないってこと。
その視座をいつもしっかり持っているということ。
将棋に例えると、ここはこう指した方が勝ちには近いという局面。
でもそう指してしまうとあまり面白くない将棋になりそうだと思うと、遊び心と言っては失礼なのだけど、面白そうな手、やってみたい手を指す傾向があるように思う。
勝ち負けよりも、面白い将棋、ワクワクする指し手を選ぶ。
(勝つことよりも)歴史に残るような棋譜を残したい。
(成績よりも)記憶に残るような名局を作りたい。
この対談も同じ。
ここはこう思うのでその通りにこう返す、というよりサービス精神というのとは違うのだけど、より自然と会場が沸くような言葉やリアクションを選ぶ。
決してファンにおもねるのではない。
自分の価値観ゆえの言動。
半ば強引に主導権を掴もうとする相手の無理筋の仕掛けに対しても、それはちょっと、などと押し返しつつも、自然と相手の手に乗ってそれを自分なりの手にしていく。
聴衆にとっても、自分にとっても、新鮮で面白い局面を作り出していく極意。
羽生さんイベント@アップルストアの時も同じようなことを書いたのだけど、棋士としてすごいとかいうよりもこんな芸当できる人ほとんどいないと思う。
まるで違う分野でも、一流ならではの通じるものがある。
異種格闘技。
羽生さんはいろんな世界の人たちとの交流の中から、将棋の発想や戦略につながるような何かを確実に掴んでいるように思える。新しい刺激を受け、自分の力に変えていっている。
深い話、やんちゃな話、感じる話、楽しい話。
羽生さんも桜井さんも持ち味を出し合った素敵な時間。
なんだかこたつで話してるような感じだと二人とも言っていたけど、それほど息も合っていたし、僕らも同じ空気を共有させてもらった楽しい時間でした。(時間が短かったのが残念だったけど。)
終了後は、たいがーさん、しらかばさん、おさまこさんと4人でまだ明るいうちから新年会。
久々だったし積もる話が弾んだけど、知らないうちに話は羽生さんのすごさ、素敵さに終始してしまい、どんどん杯が進んでしまいました。
羽生さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
今年も一層のご活躍をお祈りしています。
追記:たいがーさんがこの件について久々にブログ書かれましたのでぞちらも合わせてどうぞ。
桜井章一・羽生善治講演会「これからの時代に大切な『本当の強さ』」
そして久々の生(なま)羽生さんです。
《新宿セミナー@kinokuniya 200回達成記念 新春特別企画》 『運を超えた本当の強さ』刊行記念 桜井章一・羽生善治 講演会「これからの時代に大切な『本当の強さ』」
![]() | 運を超えた本当の強さ 自分を研ぎ澄ます56の法則 |
| クリエーター情報なし | |
| 日本実業出版社 |
麻雀の桜井章一さんの上記出版を記念しての対談形式の講演会。
お題は“これからの時代に大切な「本当の強さ」”
羽生さんがこのような帯を書いてます。
「この本にはこれからの不透明な時代を生きていく知恵と勇気が詰まっています。」
会場は超満員。
かなり前にチケット完売したとのことで、麻雀ファン、将棋ファンがほぼ半々と言った感じでしょうか。
羽生さんと桜井さんは去年の4月頃に7時間×2日間対談をして、お互いにすっかり意気投合してリスペクトしあっている仲だということです。
年はかなり違うけど、「会長」、「先生」と呼び合う二人。
めぐり合えて、一緒にいられて、心から嬉しさが満ち溢れてる様子の二人。
出だしからお互いに対してのラブコール炸裂です。
桜井さんが羽生さんに、「羽生さんって、なんか、可愛いんだよなあ。」
羽生さん「一応勝負の世界にいるのだけど、可愛いって言われるのはどうなんでしょうか?」
二人の盛り上がったやり取りの詳細に関しては後日アップするであろうおさまこさんのブログにおまかせするとして、自分なりに感じたことを書いてみます。
まず、羽生さんは、桜井さんとの今日のために、桜井さんの本を再度読み返してきたとのこと。ちゃんと事前研究と作戦は怠りません。
序盤から羽生さんは桜井さんに矢継ぎ早に質問をする。
そしてその返事から流れが途切れないように感想を言いつつ次の展開に移っていく。
終始聞き役に回って桜井さんに対していろいろな角度から鋭い質問をして桜井さんらしい話をどんどん引き出していく。
桜井さんの強引な返しにもひるまず苦笑しつつ、会場を沸かせるような機転の利いた対応をする。
飄々としながら、かつ、自分もいかにも楽しそうに、そして会場の人たちも十分に楽しめるようなサービス精神も出しつつ、話をリードしていく。
今日の主役はあくまでも桜井さんという雰囲気を作りつつ、将棋の話、自分の考えも披露していく。
将棋でも言われるような羽生さんの懐の広さ。
どんな相手でも相手の手に乗って、見応えのある将棋を作っていくのと同じように、楽しく内容のある会話に仕立てる。
相手がどんなタイプでもたくさんの引き出しを駆使して、攻めたり守ったり意外な手を指したり、縦横無尽、オールラウンダーの面目躍如。
すごく思ったのが、羽生さんは常にファン(会場の聴衆)の目線、視点を忘れないってこと。
その視座をいつもしっかり持っているということ。
将棋に例えると、ここはこう指した方が勝ちには近いという局面。
でもそう指してしまうとあまり面白くない将棋になりそうだと思うと、遊び心と言っては失礼なのだけど、面白そうな手、やってみたい手を指す傾向があるように思う。
勝ち負けよりも、面白い将棋、ワクワクする指し手を選ぶ。
(勝つことよりも)歴史に残るような棋譜を残したい。
(成績よりも)記憶に残るような名局を作りたい。
この対談も同じ。
ここはこう思うのでその通りにこう返す、というよりサービス精神というのとは違うのだけど、より自然と会場が沸くような言葉やリアクションを選ぶ。
決してファンにおもねるのではない。
自分の価値観ゆえの言動。
半ば強引に主導権を掴もうとする相手の無理筋の仕掛けに対しても、それはちょっと、などと押し返しつつも、自然と相手の手に乗ってそれを自分なりの手にしていく。
聴衆にとっても、自分にとっても、新鮮で面白い局面を作り出していく極意。
羽生さんイベント@アップルストアの時も同じようなことを書いたのだけど、棋士としてすごいとかいうよりもこんな芸当できる人ほとんどいないと思う。
まるで違う分野でも、一流ならではの通じるものがある。
異種格闘技。
羽生さんはいろんな世界の人たちとの交流の中から、将棋の発想や戦略につながるような何かを確実に掴んでいるように思える。新しい刺激を受け、自分の力に変えていっている。
深い話、やんちゃな話、感じる話、楽しい話。
羽生さんも桜井さんも持ち味を出し合った素敵な時間。
なんだかこたつで話してるような感じだと二人とも言っていたけど、それほど息も合っていたし、僕らも同じ空気を共有させてもらった楽しい時間でした。(時間が短かったのが残念だったけど。)
終了後は、たいがーさん、しらかばさん、おさまこさんと4人でまだ明るいうちから新年会。
久々だったし積もる話が弾んだけど、知らないうちに話は羽生さんのすごさ、素敵さに終始してしまい、どんどん杯が進んでしまいました。

羽生さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

今年も一層のご活躍をお祈りしています。

追記:たいがーさんがこの件について久々にブログ書かれましたのでぞちらも合わせてどうぞ。桜井章一・羽生善治講演会「これからの時代に大切な『本当の強さ』」












先日は楽しかったです。
いやはや、ずいぶんと今回は気合が入っててちょっとびっくりです。
写真付きの記事とは、参りました。
早指しで絶妙酒、いや、絶妙手を指された気分です。
またご一緒できるのを楽しみにしています。