即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

ハイリスク・ロウリターン

2010年02月25日 19時44分10秒 | スポーツ
昨日、ssayさん不条理と書いたように、なんか腑に落ちないです。

昨日の女子フィギュアSPの結果。
誰も飛べないトリプルアクセルを浅田が無事に飛べるかどうかが焦点になっていたはず。
最近はずっと飛べなかったけど、これを飛べたら金メダルのような取り上げ方だったように思う。
もちろん他のジャンプやスパイラルその他もあるのはわかる。

で、今まで気にしてなかったのだけど、
キム・ヨナが飛んだ3回転-3回転コンビネーションジャンプの基礎点は10・0
一方の浅田のトリプルアクセルから2回転トーループのコンビネーションの基礎点は9・50

なーんだ。
二回目のが3回転と2回転で負けてはいるけど、それにも増して、
トリプルアクセルっちゅうのは飛びぬけてすげーのかと思っていた。
なんたって、ショートで史上初なんて騒いでいたんだから。

そして、トリプルアクセルを飛ぶことが今回の演技の成功の象徴として、
浅田も我々も思ってきた。

なんだ、それは錯覚だったのか。

そんなんなら、リスキーなトリプルアクセルに挑むのばかばかしいんじゃない?

そして採点。
さらにわからない加点(出来ばえ)が加わり、
キム・ヨナ 10→12
浅田   9.5→10.1
とここでもう1.9の差がついている。

ちゃんと成功したというのに、1.9もの差がつく不条理。

男子だって、リスキーでも4回転を飛ぶことが金メダルへの道、と言われていた。
(4回転飛ばずに金メダル取った人はいない、と、プルシェンコが煽っていた。)
結果は回避したライサチェクが、挑戦したプルシェンコや高橋を押さえて優勝。
あと、小塚は4回転ちゃんと飛んだのに、織田よりも低い点数。

どう見ても4回転やトリプルアクセルに固執するのは、ハイリスク・ロウリターン、ってことなんじゃないのだろうか。

結局、僕ら素人にはよくわからないトータルの表現とか出来ばえとかで決まるということですね。

マスコミが、「トリプルアクセル命」、と煽っているせいもあるのだろうけど、なんか拍子抜けです。

とはいえ、明日は先日の学習も生かしつつ、この“採点”の謎を解明しつつ、
スケートの“祭典”をゆっくり注目したいと思います。
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1 コメント

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憂鬱です。 (ssay)
2010-02-25 22:16:13
コメント・TBありがとうございました。

フィギアの事を考えると、憂鬱です。

4年前のグランプリファイナルで優勝して以来、
真央ちゃんが好きなおじさんとしては、
この4年の歳月の分だけ、気が重いです。

どうして、こんなことになっちゃんたんだろう。

2年以上前は、
キム・ヨナはトリプルアクセルに挑戦したいと言っていたし、
真央ちゃんは4回転に挑戦したいと言っていた。
それが今やこのザマです。

リスクを回避云々という以上に、
不可解な採点です。
尻もち付いても、マイナス1点なのに、
この加点の差はなんなんでしょう?
転倒に匹敵するほど、真央ちゃんのジャンプは汚いのかよ?

もう、いやです。
見ません、見ていられません。
nanaponさん、ぼくの分までよろしくお願いします。

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