みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

副作用

2011-04-02 | その他

NZZ(新チューリヒ新聞)の日本特集、まだまだ続いています。
今回は3月29日と30日の新聞です。


日本のトリプル大災害に、一番強く反応したのはドイツかも知れません。

3月29日

バーデンビュルテンベルク州の議会選挙で緑の党が躍進


この州は、もう50年以上、原発支持の保守党CDUが政権を握っていましたが、福島原発事故で、原発反対の緑の党が大幅に得票を伸ばし、19議席増で36議席を確保。ドイツ史上初の、緑の党の州知事が実現。福島原発事故が起こっていなかったら、相変らず保守党の州知事だったことでしょう。


3月30日

文化欄19面:「死者もまた共同体のメンバー」

雪の中で祈る自衛隊員(岩手県大槌町)

この記事の筆者は長年、日本特派員だった記者で、「最高度の美学と礼節を知る人々と破壊的な自然の脅威、これほど極端な対比はないのではないか」と書き出し、日本人の粘り強さ、規律正しさなどを強調。場違いな「天罰発言」を都知事は、すぐ撤回しなければならなかったと言及しています。
毎年、台風、地震、津波などの天災を予想しなければならない自然条件に「天罰発想」は有り得ないというのが筆者の分析のようです。

科学欄36面:「『福島』はいたるところにある」


福島第一原発と同タイプの原子炉は世界各地にあります。このタイプに対する専門家の批判もあったそうですが、ほかの国の同タイプの原子炉の場合、地震と津波の可能性が無いというのが大きな違い。





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