潜入！！ハプニングバー

あの～、今日のは相当にお下劣です。
お下劣というより犯罪かも知れませんです・・・。

『ハプニングバー』ってご存知？

私は名前だけは何となく知っていました。
何やら怪しげ～ないかがわしげ～なお店だと。


わたくし、そのハプニングバーというのに足を踏み入れてしまったのです。

事の起こりは、とある飲み会で大盛り上がりに盛り上がったことなのです。
私の知り合いの殿方と、私の友人、そして殿方の友人の４人。
恵比寿川沿いの某オッサレバーで飲んでおりました。
殿方の友人（仮に”飛行機野郎”と命名）は、たいして酔ったそぶりも見せずに
怪しげなものを見せたり語ったり・・・。
「怪しげなもの」とは、つまるところ男性用の強壮剤らしいのですが、
飛行機野郎はそいういうグッズや話題が大好きみたいで・・・。
私たちも嫌いじゃないし（笑）、結構酔ってもいたので盛り上がってしまったわけです。

飛行機野郎が「ちょっと解放されたくない？」と言い出し、
何のことかわからずに「されたいかも～！！（←お馬鹿）」とタクシーに飛び乗り着いた所は
新宿某所。
何の変哲も無いビルの７階にそこはあった。
『会員制』と書かれ、カードキーが無ければ入れない。
飛行機野郎はもちろんカードキーを持っていたけれど、私たちを入れるために
インターホンで少しやりとりをしてからの入店となった。
厳重さが怪しさを増幅させる。

入ってみると、新宿の夜の街を見下ろすカウンターとずらりと並ぶお酒のボトル。
一見すると普通のバー。
カウンターには二人の男女がラフな装いでたたずんでいた。
薄暗～い照明の下に丸いテーブルとテーブルを囲むようにソファがグルリとある。
カウンターに並んで座った私たち４人は、ごく普通にごく普通のお酒を飲み始めたのだが・・・。

暗い照明に目がなれて、後ろを振り向いてソファの方を眺めた私の見たものは・・・！！！！

ペパーミントグリーンのネグリジェを着た、メガネの若い男性。
全裸でウロウロする中年おぢ。
ミニスカポリス？姿の女の子。
真珠のネックレスだけを身につけた女の子。
そして、そこに普通に座ってる普通の人たち数名。
（この、見るからに”どーかしちゃってる人々”はお客さんです。）
あなたちなにやってんの～～～～～！！

わたくし、あまりの事に固まってしまいました・・・。

飛行機野郎はこの反応に大喜び！！
そして
『俺、この間ここで縛られちゃったよ～』
と嬉しそうに話す！！

お前はＭ男か！！！

しまいには
『葉月ちゃんも着替えれば？いろんな衣装があるよ＾＾ナースとかスッチーとか』
ときた。

コスプレかい！！！

丁重にお断りしましたわよ。
だって誰が着たか解らないし、クリーニングしてなかったら嫌だもん（って、断る理由はそれか？？）

私のお友達は、全然動じることなく
『へ～、面白いところ知ってるのね』くらいの感じでいましたが、
私と私の知り合いの殿方は完全に自分を見失ってましたね。
ショックで。

私たちのいるカウンターに真珠のネックレスだけを身につけた女の子がやってきてご挨拶。
彼女も要するにお客さんなのね。
お客さんなんだけれど、全裸with真珠なのね。
年のころは２０代前半。綺麗なオッパイちゃんと（以下省略）を惜しげもなく披露しつつくれた名刺には、某超大手企業の役員秘書の肩書きが・・・。
「ストレス溜まっちゃって、ここで解放されてるの～」
とニッコリ。
そうね～、締め付けるものが何にも無くって、さぞ解放されるでしょうねえ（違？）
でも、それだけ堂々と出来るっていうのはお若くて白くて綺麗だからね。

ほえ～。上司が見たら気絶するわよ。

その頃、ソファー席を全裸でブラブラ、いやウロウロしていたおぢが
お店の女の子（って言っても３０代かな）に『剃って・・・』とリクエスト・・・。

て、剃毛プレイかい！！！

慣れた手つきで石鹸を泡立て、かみそりを手に持ち準備する女の子。
そして四つん這いになって（！！）お尻を高々とあげ、ドキドキ待つおぢ。
（さすがに”前”は駄目なんだって、奥さんにばれるから）

もう、私気持ち悪くなっちゃいました・・・。

何が駄目って、好きでもなんでもない男の人のブラブラは正視に耐えません！！！
全く見ず知らずのブラブラの露出は犯罪です！！

奥の方に座っていた別のおじと目があったら
ニッコリ笑われて「おいでおいで」って呼ばれるし・・・。

もう駄目・・・。
限界・・・。

察知した私の知り合いが「そろそろ帰る？」と連れ出してくれました。
帰りのタクシーの中で、互いに超無言になっちゃった。
それぞれの心の中は、いろいろな思いで渦巻いていたのよね。
あら、そういえば、この殿方おっされバーに居たときに、飛行機野郎ご自慢の強壮ドリンクを無理やり飲まされていなかった？
そんなもの飲まされて、あんなお店に連れて行かれて
いつもは超紳士的なこの方も、さすがに気持ちが乱れているんじゃない？？
急に手なんか握ってきて、しかも力が強くて拒めないんですけど！！
ちょっと、なんだか息が荒いんですけど？！
やだ、やだ。
ちょ、ちょっと～～～～！！！！！
・・・・と思ったら寝てた。
息、荒げて寝てた。
ハアハア寝てた。
仕方ないので、私がタクシー降りるときに
彼の自宅近くまで運んであげて、と運転手さんに頼んどいた。


私の友人と飛行機野郎は残ったんですが、
後で聞いたら、その後どんどんエスカレートして行き
あんなことやらこんなことがそっちこっちで始まって、見ものだったそうな・・・。
（え？ムリムリ。とっても書けやしませんわ）
そして、
「飛行機野郎、アレは完全な変態だね」
と断言してました。激しく同意！！


アレって、摘発されたらお縄モノなのではないでしょうか？？
私がいるときに踏み込まれないで本当に良かったと思います。