今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

エジソン白熱電球を発明(1879/10/21)

1879-10-21 00:00:00 | 物理系
1879/10/21

世界ではじめて電球を発明したのはイギリスのスワンで、1879年2月のことでした。しかし、スワンの白熱電球は寿命が短すぎて使い物にはなりませんでした。

エジソンは1879年10月21日、32歳の時に木綿糸を炭化したフィラメントを用いた白熱電球を発明しました。これでも45時間ほどの寿命でしたが、家庭で使うには安価で長く灯るので、実用的な白熱電球でした。

エジソンはその後もフィラメント材料を見つけるのに大変苦労し、6000種類にも及ぶいろいろな材料で実験をしたそうです。そしてある日、偶然机の上にあった竹の扇子を見つけ、その竹をフィラメントに使ってみると、なんと200時間も灯ったのです。
竹がフィラメントの材料に適していると知ったエジソンは、全世界へ材料を探しに人を派遣し、1200種もの竹を集めたといいます。そして、最も長く明かりを灯したのが、京都の八幡男山付近の竹で、2450時間も灯ったそうです。こうして八幡の竹は1894年までエジソン電灯会社に輸出され、何百万個の白熱電球が世界に明かりを灯し続けることになりました。

京都府八幡市にある石清水八幡宮は、エジソンの白熱電球のフィラメントとして利用された竹の産地であり、エジソンの記念碑があります。また、京阪電鉄の八幡市駅前のロータリーには、エジソン像が建てられています。

2005.10.7 作成 KS