名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ スクリューボール・ジョーク 【真実の愛】

2016年10月13日 | 日記
「ひすい色の海が綺麗ですね。カモメが、愛の空遠くへ飛んでゆく」

「あたし、水虫に脱腸、梅毒にペストなの」
「随分と古いですね。序でに、精神障害と外見ブスも入れたらどうですか」
「ええ、いいわよ」
「本当の愛は、海も病原菌も外見も乗り越えます。僕と結婚して下さい」
「嬉しい。パパの銀行が倒れたので、丁度良かった」
「げろげろ。一寸用を思い出したので、此処で失礼」

「銀行の倒産は冗談よ」
「真実の愛は、海をも越える。結婚しましょう」
「愛に言葉は要らないわ」と云うと、女は断崖絶壁から男を突き落としてしまった。足首には、縄に結んだ愛の錘(おもり)が付いている。渦巻く荒海には、サメの群れが戯れていた。

「真実の愛は、あとくされが無いわね。殺害の証拠も遺さない」


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