名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ スクリューボール・ジョーク 【かまぼこ】

2016年10月17日 | 日記
「坊や。気をつけなさい。『この先危険。サメが出る』って書いた看板がある」

「あれっ、お父ちゃんの姿が消えちゃった」

「二人とも何処まで行ったのかしら。あら、看板だわ。『この先』…その後は、何て書いてあるのかしら。眼鏡を持ってくれば良かった」


「気のせいか、今日は何となく海水浴のお客さんが少ないな」

                *

「お爺ちゃん。人生は、はかないね。夕陽の水平線に沈む人達を見ていたら、一句浮かんだ」
「ほう。聴かせてくれないか」

 おそい浜 波を鼓すうお ひと消ゆる

「消えゆく風情と、韻を踏んでいない処がいい。だが、悲しむでない。生命体系には、果てしなく繰り返される無欠の循環構造がある。全地球に存在するたんぱく質の総量は、変わりないのじゃ」
「如何いう意味?分かり易い例を挙げてくれないかな」

「消えた者達も、いつの日かかまぼことなって戻って来る事じゃろう」



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