名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ スクリューボール・ジョーク 【学校の怪談】

2016年10月13日 | 日記
「生徒諸君。自分に邪悪で醜い点があると思う者は、正直に立ち上がりなさい」

 誰も立ち上がらなかったが、暫くして一人の坊やが立ち上がった。
「偉いね。自己観察力がある。それに謙虚だ。正直な心を持つ君は、決して醜くなんかない。自信を持ちたまえ」
「余りにも恐ろしくて、足が震えています」
「どうしてかね」
「悪魔や怪獣の子供達が立ち上がるのを、とても見ていられなかったのです」
 顔の無い先生が、長い指の爪を振りかざしながら地獄の底から響く様なしゃがれ声で云い放った。 

「仕方ないだろう。人間の子は、君一人だけなんだから...」


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