名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ スクリューボール・ジョーク 【ダ・ヴィンチの恐怖絵】

2016年10月17日 | 日記
「うーむ。中々の名画でござる」

「宮廷に偉そうな軍服を着た男の死体が転がっているね。あんたに顔が似ている」
「カーテンの陰から、血だらけの暗殺者が逃げて行く。お前に瓜二つじゃないか」
「二人の背後に、巨大な暗黒が観える」
「何と恐ろしい。暗闇の中へ二人の姿が吸い込まれてゆく」
「不思議な事もあるものだ」

           *

「国王陛下。この絵の中から、二人の声が聞こえますでしょう。我ながら見事な出来かと存じます」
「流石はレオナルド・ダ・ヴィンチ。良く描けておる」
「臣下として、国王陛下に忠誠を尽くすのは当然です」
「死んだ大臣と暗殺者の絵だ。難しかったろうに」
「レオナルド・ダ・ヴィンチに、描けない絵はございませぬ」
「闇の中から、両手が出て来おったな」
「二人の霊を、地獄へ導く悪魔の手でございます」
「フリルの付いたあのそで。どこかで観た様な気もするが...」

「あれは、あなた様の手でございます」


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