「Trinity12Ev140907abcdocx.docx」をダウンロード You would like to have the copy of Japanese sermon in the evening service, on the 12th Lords Day after Trinity, September, 7th., 2014.
9月14日(日)三位一体後第十三主日、
朝礼拝10:20、説教題「何をしたら、永遠の命を受け継ぐことが出来るか」.聖書:イザヤ書58章7~12、ルカによる福音書10章23~37節、交37.讃12. 474, 528,24.
夕礼拝18:30.説教題「争いを避ける」.聖書:箴言9章7~9節,マタイによる福音書18章15~17節.夕讃214,141,454,24.
9月21日(日)三位一体後第十四主日、
朝礼拝10:20.説教題「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った」.聖書:詩篇103編1~5節、ルカによる福音書17章11~19節.交38.讃13. 378, 462,27.
夕礼拝18:30説教題「他人を許す」.聖書:イザヤ書50章6~7節,マタイによる福音書18章21~22節.夕讃218,227,155,27.
創世記19章28節である。「ソドムとゴモラ、及び低地一帯を見下ろすと、炉の煙のように地面から煙が立ち上がっていた。」とある。13章10節には、ロトがこの地を選び取ったときの様子が記されている。すなわち、「ヨルダン川流域の低地一帯は、主がソドムとゴモラを滅ぼす前であったので、ツォアルにいたるまで、主の園のように、エジプトの国のように、見渡す限りよく潤っていた。」という。
それが、ここで、かつてアブラハムがロトと一緒に見下ろした低地が、「炉の煙のように地面から煙が立ち上がっていた。」という。栄枯は移る世の姿どころではない。これこそ恐れ多い厳然たる神のさばきである。
29節である。「こうして、ロトの住んでいた低地の町々は滅ぼされたが、神はアブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された。」という。ペトロの手紙二2章7~8節に、「神は、不道徳な者たちのみだらな言動によって悩まされていた正しい人ロトを、助け出されました。なぜなら、この正しい人は、彼らの中で生活していたとき、毎日よこしまな行為を見聞きして正しい心を痛めていたからです。」という。
しかしロト自身の正しさやそれゆえの苦しみだけでは救われなかったであろう。なぜなら、この罪の社会のだれもが、経験する善人であるがゆえの苦しみに過ぎない。神の壊滅的裁きはその社会全体へ連帯的なのもの。そこには信仰の人の祈りによるとりなしがあったことをここで伝えている。すなわち「神はアブラハムを御心に留め」(18:32)られたから。(つづく)