■ハイリゲンダム・サミットの本当の主役はロシアだったのではないか?と考えると、米ロ両国に挟まれている欧州勢力の凋落がくっきりと見えて来るような気がします。環境問題を中心に話し合われたドイツでのサミットでしたが、敢えて環境問題を切り離してサミット前後のロシアの動きを追ってみる必要が有るような思いに駆られました。
ロシアは5月29日、開発中の多弾頭型大陸間弾道ミサイル(ICBMM)など2種類の新型ミサイル発射実験を行い、いずれも成功したと発表した。米国が推進するミサイル防衛(MD)システムへの対抗姿勢を鮮明にした形だが、30日にはバルト諸国のリトアニアも、MDシステム導入の意向を表明、同システムをめぐる軋轢がさらに強まる恐れが出てきた。
■ソ連崩壊の混乱がそれなりに終息しつつあるロシアは、国内経済が合法的にマフィア化し、軍事費にも多少の余裕が出て来ているようで、何よりも大統領が昔取った杵柄の諜報機関を縦横に動かす裏側と、メディアを完全に掌握して子供世代を洗脳して集団化する表の動きとが見事に一体化して機能しているようです。こうして国内の締め付けが順調に進めば、対外的にも伝統的な感覚が戻って来るのも不思議ではありません。西からは欧州の先進文化が、絶え間なく自分達を野蛮な存在だと思い知らせるという文化的な圧力が有り、南からはイスラム勢力の浸透が続きますし、東からは最も恐ろしい蒙古・支那の潜在的な人口圧力が、波状的に押し寄せて来る。それを迂回してシベリアを東進すれば日本と衝突する。こうした歴史的な体験から学んだ恐怖の世界観は、国連だの米国や欧州との外交交渉などで簡単に消え去るようなものではありません。
■昔から、西の欧州に対しては決して牙を剥かないのがロシア流で、その反動というわけでもないでしょうが、蒙古とトルコに対して発揮した執念深い攻撃性は凄まじく、この二面性がロシアの特長とも言えそうです。東に向かったロシアの矛先に立ち塞がったのが日本で、海でも丘でも強硬に抵抗して見せたものです。従って、日本が軍事的に復活するのはロシアにとっては最も望まぬ悪夢というわけです。
ロシア軍は29日、北部プレセツク基地から「RS24」の最初の発射実験を実施、ミサイルは極東カムチャツカ半島の標的に命中した。RS24は、これまでのRS18(欧米での名称はSS19)、RS20(同SS18)に代わる次世代の多弾頭型ICBMで、米国が中心となり推進するMD網を突破する能力を持つとされる。
■この5月末の段階で、既に米ロと日ロの首脳会談がセットされていたはずですから、両方の国の鼻先に最新式の大陸間弾道弾を地平線の彼方から撃ち込んで見せたというわけです。北朝鮮が線香花火かネズミ花火みたいな小型ミサイルの発射実験をしたとニュース速報を出して騒ぐくせに、日本のマスコミはこの大実験に無反応だったのは不思議な話でしたなあ。このミサイルには10発の核弾頭が搭載されていると言われているので、本物が飛んで来たら日米が協力しても撃墜は不可能とも推測されている代物で、噂によりますと「トーポリM」米軍コードでは「SS25」という後継機種も開発済みで、こちらは単弾頭ながら積載量は1トン!という化け物サイズだそうです。核開発競争で米国に遅れを取った旧ソ連が、メガトン級のモンスター兵器を炸裂させたことを思い出しますなあ。
■大きな物が大好きなロシア人ですが、軍事面だけはIT化が進んで「量より質」への転換が起こっているとか……。米ソ間でまとまった核軍縮交渉で廃棄された中距離ミサイルの再配備も決定しているとかで、100年後の人類滅亡を「環境問題」で考えると同時に、来年を心配する軍縮交渉も進めねばならない事になりそうですなあ。
ロシアは5月29日、開発中の多弾頭型大陸間弾道ミサイル(ICBMM)など2種類の新型ミサイル発射実験を行い、いずれも成功したと発表した。米国が推進するミサイル防衛(MD)システムへの対抗姿勢を鮮明にした形だが、30日にはバルト諸国のリトアニアも、MDシステム導入の意向を表明、同システムをめぐる軋轢がさらに強まる恐れが出てきた。
■ソ連崩壊の混乱がそれなりに終息しつつあるロシアは、国内経済が合法的にマフィア化し、軍事費にも多少の余裕が出て来ているようで、何よりも大統領が昔取った杵柄の諜報機関を縦横に動かす裏側と、メディアを完全に掌握して子供世代を洗脳して集団化する表の動きとが見事に一体化して機能しているようです。こうして国内の締め付けが順調に進めば、対外的にも伝統的な感覚が戻って来るのも不思議ではありません。西からは欧州の先進文化が、絶え間なく自分達を野蛮な存在だと思い知らせるという文化的な圧力が有り、南からはイスラム勢力の浸透が続きますし、東からは最も恐ろしい蒙古・支那の潜在的な人口圧力が、波状的に押し寄せて来る。それを迂回してシベリアを東進すれば日本と衝突する。こうした歴史的な体験から学んだ恐怖の世界観は、国連だの米国や欧州との外交交渉などで簡単に消え去るようなものではありません。
■昔から、西の欧州に対しては決して牙を剥かないのがロシア流で、その反動というわけでもないでしょうが、蒙古とトルコに対して発揮した執念深い攻撃性は凄まじく、この二面性がロシアの特長とも言えそうです。東に向かったロシアの矛先に立ち塞がったのが日本で、海でも丘でも強硬に抵抗して見せたものです。従って、日本が軍事的に復活するのはロシアにとっては最も望まぬ悪夢というわけです。
ロシア軍は29日、北部プレセツク基地から「RS24」の最初の発射実験を実施、ミサイルは極東カムチャツカ半島の標的に命中した。RS24は、これまでのRS18(欧米での名称はSS19)、RS20(同SS18)に代わる次世代の多弾頭型ICBMで、米国が中心となり推進するMD網を突破する能力を持つとされる。
■この5月末の段階で、既に米ロと日ロの首脳会談がセットされていたはずですから、両方の国の鼻先に最新式の大陸間弾道弾を地平線の彼方から撃ち込んで見せたというわけです。北朝鮮が線香花火かネズミ花火みたいな小型ミサイルの発射実験をしたとニュース速報を出して騒ぐくせに、日本のマスコミはこの大実験に無反応だったのは不思議な話でしたなあ。このミサイルには10発の核弾頭が搭載されていると言われているので、本物が飛んで来たら日米が協力しても撃墜は不可能とも推測されている代物で、噂によりますと「トーポリM」米軍コードでは「SS25」という後継機種も開発済みで、こちらは単弾頭ながら積載量は1トン!という化け物サイズだそうです。核開発競争で米国に遅れを取った旧ソ連が、メガトン級のモンスター兵器を炸裂させたことを思い出しますなあ。
■大きな物が大好きなロシア人ですが、軍事面だけはIT化が進んで「量より質」への転換が起こっているとか……。米ソ間でまとまった核軍縮交渉で廃棄された中距離ミサイルの再配備も決定しているとかで、100年後の人類滅亡を「環境問題」で考えると同時に、来年を心配する軍縮交渉も進めねばならない事になりそうですなあ。










