旅限無(りょげむ)

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四国松山とチベット 其の壱

2007-03-14 20:51:13 | 日記・雑学
■夏目漱の『坊っちゃん』と「世界の屋根」「最後の秘境」「神秘の国」のチベットと、一体、何の関係が有るんだあ?と怪訝に思われ続ける拙著『チベット語になった「坊っちゃん」』という奇書?が生み出した奇縁によりまして、『坊っちゃん』の舞台となった四国の松山市にお邪魔しました。拙著の各所に登場したチベット人生徒達と5年ぶりに再会し、「汽船」ならぬカー・フェリーに乗って、「野蛮な人々」が住むと言う、「猫の額のような町」松山を訪れまして、濃密な丸3日間を過ごしました。詳しいレポートは間も無く当ブログにて公開する予定であります。

■3月9日早朝から3月11日夜まで、松山の皆様には大変にお世話になりました。元教師だった小生は、無事に生徒達が帰りのフェリーに乗り込むのを見届けてから、松山市内に引き返してもう一泊、翌12日の夜に乗船して大阪南港に上陸したのが、13日午前8時40分頃のことでした。重い荷物を持ってよたよたとニュートラム駅に向かっていた頃、大阪(伊丹)を飛び立った高知行き全日空1603便が前輪トラブルに気が付いていたのですなあ。北海道や日本海側に大雪を降らせた寒気団の影響で、あの日の大阪も冷たい風が吹いていました。雪雲の切片なのか、ねずみ色の雲が時々陽を遮(さえぎ)るものの、概(おおむ)ね好天と言える空模様でしたから、空の旅は快適だったのではないでしょうか?小生が乗ったフェリーも瀬戸内海を穏やかに縦走して無事に着岸しまして、朝の強い日差しに白い船体を輝かせておりました。

■「胴体着陸」などという恐ろしい単語を目にしたのは、午後10時10分新大阪発の「のぞみ70号」の車内でした。電光掲示版に流されるニュースには、「乗客56人は無事」との一言が有りましたから、車内が騒然となることもなく、携帯電話で連絡しようとデッキに駆け出す人もおられなかったようでした。電光掲示板のニュースは要約した短いものでしたから、小生も取り立ててブログにあれこれ書くことも有るまいなあ、と思ったものでした。しかし!関東に戻ってテレビ報道を追う内に、繰り返し放送された鮮明な着陸映像はともかく、機体を製造している会社名を知ってからは、黙ってはいられなくなりましたぞ!


全日空1603便(乗客乗員60人、ボンバルディアDHC8−Q400型)が高知空港で前脚が出ずに胴体着陸した事故で、事故機は緊急着陸用の脚格納ドアを開く装置が作動せず閉まったままだったことが13日、国土交通省などの調べで分かった。同省の航空・鉄道事故調査委員会は、手動でドアを開かせる装置に欠陥があった可能性があるとみて、高知県警と共同で機体を調べている。手動装置は、操作ミスや不具合などが起きることを前提に障害を未然に防ぐ「フェイルセーフ」にあたるが、今回の事故では働かなかった。

この会社の名前は、NHK『青海チベット鉄道』を観る 其の壱拾八でも取り上げましたが、聞くところによりますと、長年スノー・モビルを作っていた会社のようですなあ。それが鉄道車両を作っていた企業を買収し、更に航空機の機体を作る部門にも進出したという沿革(えんかく)を持っているのだそうです。今回の事故が切っ掛けとなって、同型機があちこちでトラブルを起こしていた事実が掘り起こされているようですが、さてさて、鉄道車両は大丈夫なのでしょうか?

■14日の夜になって、事故原因となった前輪を出し入れする装置のボルトが「脱落」していた事が分かったそうですから、機体自体に問題が有るのか、航空会社の整備が杜撰だったのか、裁判沙汰にでもなれば大騒ぎになる可能性が高そうですなあ。ANAとして「うちはJALとは違うんじゃ!」と叫びたいところでしょうか?
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航空・鉄道事故調査委員会 フェイルセーフ チベット鉄道 国土交通省 ボンバルディア チベット人 カー・フェリー 電光掲示板 チベット語
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