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クラブ

2013年12月07日 20時08分23秒 | 随筆

 「夫の帰りが心配だ」
忘年会シーズンを間近に控えた奥様の言葉だ。
 この言葉に、ある者はこう答えた。
 「クラブなどの風俗営業店は二人の絆を試す場でもあるんだよ」と。
真意を探ってみたい。
 風俗営業店内は誘惑の宝庫だ。
綺麗な女性スタッフ。
魅惑の衣装。
豪華で華やかな内装。
どれもが男を夢中にさせる。
それでも、それら全ての誘惑に流されず、他に”心”までをも譲らねば本物であるというもの。
世の男たちにとってはまさしく試練の場だ。
 既婚、交際中の男性などは鼻から女性スタッフの『指名権』を放棄する者までいるという。
利用する者のけじめもまた人それぞれ、十人十色。
そう、中には外部で片思いに暮れている者などもいようし、そうなれば、その胸中は益々複雑だ。
 女性スタッフの名刺は幻想への架け橋か、あるいは勇気のしるしか。
グラスに注がれたアルコールをマドラーで微笑ましく混ぜる仕草は何とも麗しい。
煙草でも吸おうものなら、即座に火を手向けられ、王様同然の扱いに気分はたちまち上々……。
 「携帯はお持ちですか?」
 「………」
 心を譲らなかった夫。
信じ続けた妻。
 「嘘無き夫に罪は無い」
帰宅後、目の前に差し出された女性スタッフの名刺は”誠”と”善意”の証明だ。
それはストックされることもなく、妻自身の手により引き裂かれ、粉雪の如く消え失せる。
 「妻がたまらなく愛おしく思えた……」
なるほど、そういうことか……。
 花街が賑わってきた。
そこに従事する者。
その恩恵に授かる者。
それを見守る者。
そうだ、”幸せ”は皆で分かち合うものだ。
誰一人、傷付けてはならない。
今宵、希代の銘酒に頬染めながら……。

 

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~お知らせ~
 一年間、ご閲覧ありがとうございました。
今年度の『文豪ストリート』はこれにて終了です。
一年を通して続けてこられましたのは閲覧者の皆様の暖かいご支援があったからにほかなりません。
来年度も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 尚、来年度の予定は現在のところ未定です。
どうか、よいお年をお迎えください。
                        『文豪ストリート』管理人より









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