竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

紀伊田辺図書館では、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家に魔女が現れる!

2012年09月03日 | 日記
週末に紀伊田辺に行ってきました。
楽しい2日間でした。


奈良に住む私は、ホテルの窓から久しぶりに輝く海を見ました!

この素敵な海辺の町で ワークショップと講演をしました。

■ワークショップ:再発見!田辺の民話 
    ―ならまち民話地図に学ぶこと―
  田辺にはどんな民話があるのでしょう?あっちの松、こっちの池にまつわる
  民話をご存知ですか?奈良のならまち民話地図をお手本に、地域にまつわる
  民話の大切さについてのワークショップです。

■講演会比べてみよう!語り・絵本・アニメの世界 
    ―グリム童話「いばら姫」―
  グリム童話集初版から200 年が経ちました。グリム童話や日本の伝承文芸研究家
  である竹原氏が、グリム童話の魅力を解説。その後、村上氏が「いばら姫」を語り
  で紹介。語り・絵本・アニメの違いをたっぷりとお楽しみください。

詳しい内容は、案内ポスターを見てください!

主催者のカルチャーof キッズのみなさまは、子どもたちに楽しいイベントをしていました。

紀伊田辺図書館のロビーに「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家が建てられました。



子どもたちがお菓子を作って飾りつけたそうです。



そのお菓子の家に魔女があらわれ、子どもたちにお話をしていました。



そして魔女は大型絵本で「大きなかぶ」を子どもたちに語り聞かせていまいた。



やがて魔女たちは魔法のお鍋から、なにやら不思議な霊気を出して、みんなを幸せな気分にさせてくれました。


図書館の入り口では、グリム童話と挿絵の展示もされていましたよ。



正面の絵は、「いばら姫」(絵巻)です。



グリム童話には200話が収められた「大きな版」と50話が収録されたダイジェスト版の「小さな版」があります。
これは1825年に出版された小さな版です。


最後に、紀伊田辺が生んだ孤高の科学者「南方熊楠」の顕彰館に行きました。

熊楠は、博物学、民俗学の分野における近代日本の先駆者的存在であり、
同時に「隠花植物」と呼ばれていた菌類・変形菌類などの日本における初期の代表的な研究者です。
顕彰館は、熊楠が遺した蔵書・資料を恒久的に保存するとともに広く公開し、
熊楠に関する研究を推進しています。
柳田國男が熊楠にあてた書簡もたくさん保存されており、
その一部も見せていただきました。
蔵書には雑賀真次郎の『南紀熊野の説話』、『牟婁口碑集』など貴重な民話集もありました。
このような文献から「ふるさと・田辺」の民話も再話して語ってみるといいなと思いました。

顕彰館の横にある熊楠邸の玄関で記念写真をとりました。



今日は、紀伊田辺からブログでした。

講演を聞いてくださった紀伊田辺のみなさん
図書館、顕彰館のみなさま
そしてカルチャーof キッズのみなさま
あ り が と う !



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1 コメント

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Unknown (akko)
2012-09-14 17:57:30
お菓子の家や魔女など、お話の世界を体験的に楽しむことができていいですね^^

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