トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP)

工事車両用24Vバッテリー充電器修理

2016年09月19日 10時13分38秒 | 設備修理

 お世話になっている修理工場から、今度は充電器の修理依頼があった。
名前は分からないが、キャタピラーで動くリフターで、水没で充電器に水が入り、動作しなくなってしまったというもの。型名:EN2412S 出力:24V/12A

充電器は車体に固定してあって、充電するときは中からACコードを取り出してコンセントに差し込むことで充電する様になっている。
コンセントに差し込むと、少ししてリレー音がして、その後ALM(赤)LEDが点灯し、出力も出ない。
結果的に複数の不良箇所が有ったので、時系列で修理内容を記す。
スイッチング制御ICにはTL494INが使用されている。
1.出力切り替えリレーに接続している配線断線、及びパターン腐食はレジストを削り胴箔を磨いて接続。
腐食部分のCRもリード線断線にて交換する。

2.AC入力の突入電流低減抵抗らしい10Ω/2W×2本並列が断線しているので、代わりに手持ちの0,47Ω×10本直列に交換。

3.中央部、抵抗R16(3.3k)とR17(20k)がリード線腐食で断線していたので交換する。

4.これで、出力が出ると思っていたら、FET近くの抵抗(51Ω)が過熱して焼けてきた。
5.スイッチング用P-MOS-FET 2SK2837×2個を手持ちの2SK2372に交換する。

6.これでようやく出力が出る様になり、ALMも出なくなったが、出力電圧が40Vから下がらず、よく見ると
R17(20k)とツェナーダイオードZD5(写真で36Vと見える)がリード線腐食で断線。
おかげで耐圧35Vの電解コンデンサが1個、破裂してしまったので、全て50V耐圧品に交換。
フォトカプラTLP785もリード線が腐食していたので同等の手持ち品PS2501-1に交換した。
R17は近ければ良いだろうと在庫の有った27kΩを使用したが、今度はALMが出る様になり、出力がすぐに切れる。
どうやらR17は出力電圧設定用になっている。半固定抵抗30kΩに交換して調整すると24V~30V可変出来る。微調整はVR3(200Ω)で行っている。VR1(2kΩ)は過電流調整の様だ。
出力電圧が下がったところでALMも出なくなった。ZD5により過電圧時ALMを出す様にしている様だ。

このALMや充電制御はPICマイコン(ソフトバージョンのラベルが貼り付けされている)を使用している様だ。
あとは実BATTを接続して動作確認したいと思います。

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