いまさらながらの原点回帰
あの世に聞いた、この世の仕組み
“気づき”とは何か(その10)
※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。
※「極楽飯店」の第一話はこちらから。
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4月をむかえ、41歳になりました。
でもって、41歳といえば厄年(本厄)。
みなさんは、厄年ってホントにあると思います?
軽く調べてみましたところ、この厄年ってのは出典が定かでないんですってね。
で、何歳が厄年にあたるのかも諸説あるらしく、科学的な根拠が不確かで起源も曖昧。
長らく継承され続けてきた文化とはいえど、迷信と言われてもしょうがないですよね。
それでもやはり、しっかりお祓いをなさる方も毎年沢山おられるわけで。
で、僕もそういった風習があることは勿論知っておりましたが、全然気にしてなかったから、お祓いにも行ってなかったんですね。
歌舞伎や演劇の世界では、「厄が落ちる」が転じて、「役が落ちる」ことになってはかなわぬと、厄年でもあえてお祓いは避ける、なんて話も聞いていたものですから、じゃ、僕もいいやって。
そうしたらですよ。
そのせいだかそうじゃないんだかホントの原因はわかりませんが、
この数ヶ月、書くに書けないエロエロなことがありまして、ちょっと変態だったんです。
…もとい。
この数ヶ月、書くに書けない色々なことがありまして、ちょっと大変だったんです。
うちの奥様も、「2年間分の出来事が、3ヶ月間に訪れた」なんてうまいこと言ってましたが、ホントに次から次にいろんな事がありましてね。
諸事情もありますのであまり具体的には書けませんが、なにかこう、何事も一筋縄ではいかない流れなんですよね。
義母が他界したり、ちょっとした詐欺に遭ったり、交通量の少ない、なんてことのない道で「一時停止線で停止しなかったから」なんて理由で違反切符をきられたり、息子の水いぼが睾丸に伝染して痒さに悶絶したり、行く先々のお店が定休日だったり、買い物すれば不良品だったり(笑)
事あるごとに、某かのオマケがついてくるという。これはもう、今回の消費税増税も厄年のせいだ。きっとそうだ。
そんな中でも雲さんは相変わらずで、『大丈夫、大丈夫。安心して苦しめ』と。
なんだかこれまでブログや本に自分で書いてきたあれこれが、実生活の中に定着しているかテストされているかのような今日この頃なのですが、お陰様で、僕も家族も、ビックリするほど穏やかに過ごしております。
さて、何やかんやですっかりブログからも遠ざかっておりましたが、そろそろ再開していきたいと思います。
で、どこまでお話してましたっけ?(←すっかり抜けているご様子)
そうだ、気づきのプロセスのお話だった。
この、水槽の中のピンポン球。
このピンポン球は、僕たちの自我(分離意識)の象徴です。
水槽の外にある空気と、ピンポン球の中にある空気は同じもの。なんの違いもありません。
それが、黄色い本の第10章「自我と真我」(ブログで言えばコチラ)でお話したことです。
人生の中で、僕たちが苦しむことになる、その本当の原因は、「仏性、悟りの意識(気体)」が、僕たち(ピンポン球)の中に内在されているからなんです。
僕たちは、絶えずその「浮力」という力によって、元々あるべき悟りの世界(水上)へと戻されるように出来ています。
なのに、上昇しようとするその流れを「下降」と勘違いしてしまうことで、「水圧」という苦しみ、息苦しさ(生き苦しさ)の中に留まろうとしてしまう。
それに気づき、ロープ(執着)から手を放すか、もしくは、その浮力に耐えきれず強制的に引き離されてしまえば、そこに待つのは「ヒャッハー!」です。
さて、今度はお話の軸を、ピンポン球から、「水槽の水」の方にうつしてみたいと思います。
僕たちを取り巻き、「水圧」という苦しみを与えるこの水は、何を隠そう「社会(競争)」そのものです。
以前お話したとおり、僕たちはその社会生活において、経済活動に限らず、必ず某かの競争の中に身を置いています。
つまり、「ヒャッハー!(気づき)」は、「社会(水中)からはじき出されてしまう」ということです。
社会構造によって生まれた苦しみは、社会(競争)から離れることによって消失します。
だからこそ、精神世界では「比較しない」「ジャッジしない」といった言葉などで、競争からの離脱をすすめるわけです。
が、しかし。
「社会の一員」としてのアイデンティティを確固たるものとした僕たちにとって、「社会からはじき出される」というこの状況は、恐怖以外の何ものでもありません。
社会(競争)の中で育った僕たちは、社会(競争)と離れて生活するということが、想像できないんです。
「社会からはじき出されたら、その後どうやって生きていけばいいんだよ!できるわけないじゃないか!」って。
そりゃそうですよ。
幼い頃から、様々な競争に勝てるように、負けないようにと教育されてきたんですから。それを良しとして生きてきたんですから。
どれほど精神世界を学び、高みを目指しても、やっぱり「脱社会人」にはなりたくない。
いくら悟ったからって、人里離れた洞窟のなかで暮らしたいわけじゃないですもんね。
そしてまた、競争にどっぷり浸かってしまった僕たちは、「わたしの方が、あなたより競争から離れてますから!」なんて感じで競争しちゃってたりする。
だから、どっちかといえば、「悟りも目覚めもいらない。とにかく目の前にある状況が改善されて、物質的にも精神的にも満たされた現実が引き寄せられれば、それでいいんだ」っていうのが、大方の本音なんじゃないかと思うんです。
だからね、情報として、こういったことを知ったとしても、それで本当にロープから手を離せるかというとそうじゃないんです。
むしろ一度がむしゃらにロープを登って、限界までやって苦しんで、それで、「もうだめだ、これ以上はどうにもならない!」ってならないと、本気でサレンダーできない。
禅の世界ではよく修行に出る際に「死にきってこい」なんて言われるらしいですけど、ホントに死にものぐるいになれる人って、そうそういないと思うんですよ。
でもね、少しなら、情報で楽になれることも確かで、水圧を軽くするワークも実際にあるんです。
人によっては、そこで「なるほど、そういうことか!」ってコツを掴んで、ススイと水面にあがっちゃうこともあると思います。
ということで。
次回はこの「死にものぐるいの大悟」と、「コツコツ派の小悟」についてお話したいと思います。
【トークライブ・インフォメーション】
開催間近!ただいま人気急上昇中の知井道通さんとのコラボライブ、引き続き受付中です。
道通と黒斎の『神様のパズル』
【名古屋会場】4月26日(土)18:00スタート 主催/室井悠嘉さま
[詳細・お申し込み]
※翌27日(日)には、同じく室井悠嘉さん主催による、下野さんとマッキーのコラボイベントが開催予定です。
詳しくはコチラ
*****
すっかりお馴染みとなりました、常冨泰弘さん主催による、九州地区ソロトークライブ。
5月17日(土)・18日(日)の2日間で、福岡と熊本にお伺い致します!
「僕のお話したいこと」ではなく、「皆さんの聞きたい事」にお答えするカタチで進めたいと思っております。
雲 黒斎ソロトークライブ
【福岡会場】5月17日(土)14:00スタート 主催/常冨泰弘さま
[詳細・お申し込み]
【熊本会場】5月18日(日)14:00スタート 主催/常冨泰弘さま
[詳細・お申し込み]
*****
「月イチ☆」および「月イチ☆WEST」の5月開催分の受付を始めました。
平日のお話会『月イチ』
【三鷹会場】5月27日(火)19:30スタート
[詳細・お申し込み]
平日のお話会『月イチ☆WEST』
【大阪会場】5月29日(木)19:00スタート
[詳細・お申し込み]
※「月イチ☆」および「月イチ☆WEST」の4月分チケットはお陰様で完売となりました。
←すっかり競争からはずれてしまったようです(笑)
※「極楽飯店」の第一話はこちらから。
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4月をむかえ、41歳になりました。
でもって、41歳といえば厄年(本厄)。
みなさんは、厄年ってホントにあると思います?
軽く調べてみましたところ、この厄年ってのは出典が定かでないんですってね。
で、何歳が厄年にあたるのかも諸説あるらしく、科学的な根拠が不確かで起源も曖昧。
長らく継承され続けてきた文化とはいえど、迷信と言われてもしょうがないですよね。
それでもやはり、しっかりお祓いをなさる方も毎年沢山おられるわけで。
で、僕もそういった風習があることは勿論知っておりましたが、全然気にしてなかったから、お祓いにも行ってなかったんですね。
歌舞伎や演劇の世界では、「厄が落ちる」が転じて、「役が落ちる」ことになってはかなわぬと、厄年でもあえてお祓いは避ける、なんて話も聞いていたものですから、じゃ、僕もいいやって。
そうしたらですよ。
そのせいだかそうじゃないんだかホントの原因はわかりませんが、
この数ヶ月、書くに書けないエロエロなことがありまして、ちょっと変態だったんです。
…もとい。
この数ヶ月、書くに書けない色々なことがありまして、ちょっと大変だったんです。
うちの奥様も、「2年間分の出来事が、3ヶ月間に訪れた」なんてうまいこと言ってましたが、ホントに次から次にいろんな事がありましてね。
諸事情もありますのであまり具体的には書けませんが、なにかこう、何事も一筋縄ではいかない流れなんですよね。
義母が他界したり、ちょっとした詐欺に遭ったり、交通量の少ない、なんてことのない道で「一時停止線で停止しなかったから」なんて理由で違反切符をきられたり、息子の水いぼが睾丸に伝染して痒さに悶絶したり、行く先々のお店が定休日だったり、買い物すれば不良品だったり(笑)
事あるごとに、某かのオマケがついてくるという。これはもう、今回の消費税増税も厄年のせいだ。きっとそうだ。
そんな中でも雲さんは相変わらずで、『大丈夫、大丈夫。安心して苦しめ』と。
なんだかこれまでブログや本に自分で書いてきたあれこれが、実生活の中に定着しているかテストされているかのような今日この頃なのですが、お陰様で、僕も家族も、ビックリするほど穏やかに過ごしております。
さて、何やかんやですっかりブログからも遠ざかっておりましたが、そろそろ再開していきたいと思います。
で、どこまでお話してましたっけ?(←すっかり抜けているご様子)
そうだ、気づきのプロセスのお話だった。
この、水槽の中のピンポン球。
このピンポン球は、僕たちの自我(分離意識)の象徴です。
水槽の外にある空気と、ピンポン球の中にある空気は同じもの。なんの違いもありません。
それが、黄色い本の第10章「自我と真我」(ブログで言えばコチラ)でお話したことです。
人生の中で、僕たちが苦しむことになる、その本当の原因は、「仏性、悟りの意識(気体)」が、僕たち(ピンポン球)の中に内在されているからなんです。
僕たちは、絶えずその「浮力」という力によって、元々あるべき悟りの世界(水上)へと戻されるように出来ています。
なのに、上昇しようとするその流れを「下降」と勘違いしてしまうことで、「水圧」という苦しみ、息苦しさ(生き苦しさ)の中に留まろうとしてしまう。
それに気づき、ロープ(執着)から手を放すか、もしくは、その浮力に耐えきれず強制的に引き離されてしまえば、そこに待つのは「ヒャッハー!」です。
さて、今度はお話の軸を、ピンポン球から、「水槽の水」の方にうつしてみたいと思います。
僕たちを取り巻き、「水圧」という苦しみを与えるこの水は、何を隠そう「社会(競争)」そのものです。
以前お話したとおり、僕たちはその社会生活において、経済活動に限らず、必ず某かの競争の中に身を置いています。
つまり、「ヒャッハー!(気づき)」は、「社会(水中)からはじき出されてしまう」ということです。
社会構造によって生まれた苦しみは、社会(競争)から離れることによって消失します。
だからこそ、精神世界では「比較しない」「ジャッジしない」といった言葉などで、競争からの離脱をすすめるわけです。
が、しかし。
「社会の一員」としてのアイデンティティを確固たるものとした僕たちにとって、「社会からはじき出される」というこの状況は、恐怖以外の何ものでもありません。
社会(競争)の中で育った僕たちは、社会(競争)と離れて生活するということが、想像できないんです。
「社会からはじき出されたら、その後どうやって生きていけばいいんだよ!できるわけないじゃないか!」って。
そりゃそうですよ。
幼い頃から、様々な競争に勝てるように、負けないようにと教育されてきたんですから。それを良しとして生きてきたんですから。
どれほど精神世界を学び、高みを目指しても、やっぱり「脱社会人」にはなりたくない。
いくら悟ったからって、人里離れた洞窟のなかで暮らしたいわけじゃないですもんね。
そしてまた、競争にどっぷり浸かってしまった僕たちは、「わたしの方が、あなたより競争から離れてますから!」なんて感じで競争しちゃってたりする。
だから、どっちかといえば、「悟りも目覚めもいらない。とにかく目の前にある状況が改善されて、物質的にも精神的にも満たされた現実が引き寄せられれば、それでいいんだ」っていうのが、大方の本音なんじゃないかと思うんです。
だからね、情報として、こういったことを知ったとしても、それで本当にロープから手を離せるかというとそうじゃないんです。
むしろ一度がむしゃらにロープを登って、限界までやって苦しんで、それで、「もうだめだ、これ以上はどうにもならない!」ってならないと、本気でサレンダーできない。
禅の世界ではよく修行に出る際に「死にきってこい」なんて言われるらしいですけど、ホントに死にものぐるいになれる人って、そうそういないと思うんですよ。
でもね、少しなら、情報で楽になれることも確かで、水圧を軽くするワークも実際にあるんです。
人によっては、そこで「なるほど、そういうことか!」ってコツを掴んで、ススイと水面にあがっちゃうこともあると思います。
ということで。
次回はこの「死にものぐるいの大悟」と、「コツコツ派の小悟」についてお話したいと思います。
【トークライブ・インフォメーション】
開催間近!ただいま人気急上昇中の知井道通さんとのコラボライブ、引き続き受付中です。
道通と黒斎の『神様のパズル』
【名古屋会場】4月26日(土)18:00スタート 主催/室井悠嘉さま
[詳細・お申し込み]
※翌27日(日)には、同じく室井悠嘉さん主催による、下野さんとマッキーのコラボイベントが開催予定です。
詳しくはコチラ
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すっかりお馴染みとなりました、常冨泰弘さん主催による、九州地区ソロトークライブ。
5月17日(土)・18日(日)の2日間で、福岡と熊本にお伺い致します!
「僕のお話したいこと」ではなく、「皆さんの聞きたい事」にお答えするカタチで進めたいと思っております。
雲 黒斎ソロトークライブ
【福岡会場】5月17日(土)14:00スタート 主催/常冨泰弘さま
[詳細・お申し込み]
【熊本会場】5月18日(日)14:00スタート 主催/常冨泰弘さま
[詳細・お申し込み]
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「月イチ☆」および「月イチ☆WEST」の5月開催分の受付を始めました。
平日のお話会『月イチ』
【三鷹会場】5月27日(火)19:30スタート
[詳細・お申し込み]
平日のお話会『月イチ☆WEST』
【大阪会場】5月29日(木)19:00スタート
[詳細・お申し込み]
※「月イチ☆」および「月イチ☆WEST」の4月分チケットはお陰様で完売となりました。
←すっかり競争からはずれてしまったようです(笑)
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