NHK総合TVの中部地方版で5月25日(金)7時30分から放送された「ナビゲーション」に疑義がある。
表題は「心 語り尽くしたい ~うつ病 患者たちのNPO~」である。
心の内を話す場所のないうつ病の患者さんに、語りの場を提供するNPOの活動を報道したものだった。
報道の姿勢には問題はないのだが、番組に「元うつ病」と自称して出てくる患者さんの一部が、本物のうつ病ではないと私は思う。
番組が偽っているとも思わないし、出演した「元うつ病」を自称している患者さんも、事実そう診断されたりして、そう思っているのだろう。
しかし、「苦しみぬいて自殺未遂を繰り返した」と報道された人は、腕を何度も浅く切るという行為を繰り返しているだけだった。これは「自傷行為」と言うのであって、自殺未遂ではない。
本物のうつ病の患者さんは、もっと致命的な自殺未遂を犯すものであり、死ぬはずもないような「自傷行為」は繰り返さない。
この番組は、結果として「自傷行為」を繰り返す人をうつ病の仲間に入れてしまった。このような誤解が拡散するのを、私は恐れている。
表題は「心 語り尽くしたい ~うつ病 患者たちのNPO~」である。
心の内を話す場所のないうつ病の患者さんに、語りの場を提供するNPOの活動を報道したものだった。
報道の姿勢には問題はないのだが、番組に「元うつ病」と自称して出てくる患者さんの一部が、本物のうつ病ではないと私は思う。
番組が偽っているとも思わないし、出演した「元うつ病」を自称している患者さんも、事実そう診断されたりして、そう思っているのだろう。
しかし、「苦しみぬいて自殺未遂を繰り返した」と報道された人は、腕を何度も浅く切るという行為を繰り返しているだけだった。これは「自傷行為」と言うのであって、自殺未遂ではない。
本物のうつ病の患者さんは、もっと致命的な自殺未遂を犯すものであり、死ぬはずもないような「自傷行為」は繰り返さない。
この番組は、結果として「自傷行為」を繰り返す人をうつ病の仲間に入れてしまった。このような誤解が拡散するのを、私は恐れている。