旅日記

半世紀前の旅日記です。

美術品の話~アテネで思った事、感じた事の話(古代文明の栄光と現実)

2017-11-15 09:08:39 | 私の旅日記~第7章 ロンドン~アテネ間ヒッチの旅

*美術品の話
 ギリシャはアテネのみならず国中に、又エーゲ海の島々や地中海のクレタ島に数多く遺跡があり、まさに遺跡と美術の宝庫なのだ。それにも拘わらず、その方面の知識も関心も無く、私が尋ねたのはアクロポリスの丘とアテネの国立博物館だけであった。興味、関心がある人にとっては、折角そこまで行ったのに、『勿体ない』と思ったでしょう。しかし私にとっては、『それらは猫に小判』であった。もっとこの国の歴史や美術を勉強しておけば良かった、とつくづく思った。
 そんな私であるが、アテネの国立博物館へも行って見た。古代の彫刻が主であり、中には幾つかの模写もあった。しかし誰もが足を止める様な有名な物は無かった(私が知らなかっただけ)。

以下、私の独り言。
【古代パルテノン神殿に飾ってあったと思われる数々の彫刻が、ロンドンの大英博物館に陳列されていたり、又ミロのヴィーナスを始め有名な彫刻がパリのルーブル博物館に飾られていたりしていた。
 これらの美術品はあるべき所に在ってこそ、その価値があると思うのだ。例えば、名古屋城の金の鯱鉾(シャチホコ)は、名古屋城天守閣の屋根のむね両端に取り付けてあってこそその価値があるもので、それが又、『お城の美』でもあると思うのだ。ルーブルや大英博物館で、『金の鯱鉾』を見たって何の意味がないのだ。それと同じだと思うのだ。
 イギリスやフランスは、それらギリシャの美術品を如何して手に入れたのか、不思議であった。しかし良く考えると不思議でも何でもないのだ。この世の中(世界)は力のある国が武力によって、或は戦利品として他国の絵画、骨董品、彫刻等の美術品を掻き集めて来たのだ。極端かも知れないが、この様に掻き集められた美術品はある意味に於いて、『博物館は美術品の墓場、美術品はただの陳列品』になってしまったのだ。私はこの頃になって、この様に感じて来てしまった。私は思うのだ。それらの美術品類は、元々あるべき所にあってこそ、その存在意義があり、真の美が奏でるのだ】と。
                                                     (美術品の話は終り)

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