旅日記

半世紀前の旅日記です。

黄金のバルト海~ヘルシンキの旅

2017-08-13 16:29:10 | 私の旅日記~第3章 北欧三国の旅
・昭和43年7月21日(日)晴れ(黄金のバルト海)

ストックホルムへの船は午後2時の出航なので、まだ4時間程あった。我々は荷物を船会社の事務所に置かせてもらい、波止場からヘルシンキ市内へ散歩に出掛けた。
 その後、我々4人は港に戻り乗船した。出航の際、先程知り会った自称学生で写真家の青木さん(仮称)が大きな日の丸を振って我々を見送ってくれた。私は、異国の最果ての港で日の丸の旗を振って見送ってくれた青木さんを、いつまでもデッキで眺めていた。


 ▲ヘルシンキ港を出港前にて-左から山下、大野、鈴木、私、○、○そして照井。
 
 船の中は、国際色豊かであった。日本人は、同じソ連ツアーの仲間が9人居た。夕食は食堂で2日振りにナイフとフォーク付きの食事で、ポークソーテ、ポテトチップス、ミルク、そして、パンが出された。これは、船賃の中に含まれていた。
 夕食後、1人デッキに出た。静かな海であった。暫らくしたら、太陽が水平線に沈みかけ、辺り一面黄金色に染まったバルト海がそこにあった。それは、何とも言い表す事が出来ない光景で、ただ感嘆するだけであった。黄金に染まったバルト海を眺めていと、日本でセコセコとやって来た思いが吹き飛んで行くようで、何か心の奥底までがスッキリして来た。私は今、最果てのバルト海の真只中に居るのだ。あれ程までに行って見たい外国・ヨーロッパの地に、と想うと胸が熱くなり、涙が出そうになった。
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