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仕事の幅

2013年11月10日 | 仕事・研究
私が社会人になったころは、女性の就職は今と全然違って募集自体ないという状況。だから仕事のえり好みなんかできないのはよーくわかっていたので、畜産をやりたかった私がウイルスの仕事をやることになっても全然がっかりなんかしませんでした。与えられた仕事を精一杯やるってのは最低限で、期待値の2割増しくらいの成果をめざして自分の力を伸ばしていく、そのうちに次の展開があってどんどんできることが増えていく、という仕事の仕方をしてきたんです。今わたしが免疫をやってるのも、大学で教授職にあるのも、卒業後全然経験もなく興味もなかったウイルス感染症・HIVの仕事に携わったからこそです。畜産の仕事をしていたら、たぶんまた全然違う進路になってました。

わたしは外圧で自分の進路が限定されたり、変更を余儀なくされたりということを喜んで受け止めていました。好きだとかやりたいだとかで選んでいたら視野が狭くなる。自分の知らない自分の適性があるかもしれないではないか、と思っていたのでなんでもやりました。実際、それが奏功して、いつも新しい楽しい、しかも自分の能力を伸ばすことにつながる展開がありました。

が、最近ちょっといい年になり、依頼される仕事が変わってきたというか、なぜ私が?とびっくりする仕事がけっこうやってくるようになりました。わたしのバックグラウンドを考えるとちょっとほんとになぜ依頼が来たのか?という類の仕事です。

確かにこれらの仕事はわたしのこれまでの経験にはないから、仕事の幅は広がると思う。扱う領域もまったく門外漢というわけではないし、今の仕事にも生かせる部分がある。しかしこれからこういう分野もやってくのか?と考えると「うーん、いいのか?」という気がしてくるわけです。

つまり、わたしはどこまで仕事の幅を広げようとするのか、どこまで成長していくつもりでいるのか、ということです。もちろん死ぬまで勉強だとか成長だとかっていうのはわかります。でもですね、この年齢になったら、ある程度これまでの蓄積の上に仕事を展開しないと、中途半端にならないかという気がするんですね。まあそういうこと考える自体年を取った、ってことなんでしょうけれども、時間の総量規制が必要だ、と考え、自分の能力を一番効果的に使える仕事に優先順位をつけて仕事を整理するぞと考えたりしている昨今、これ以上「新しい分野」に取り組むのはどうなのか、、、。

まわりにも意見求めているところなんですが、私よりもちょっと年配の先輩方からのアドバイスがほしいところです。



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