犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

辰巳ダム>台風5号が通過、犀川のダムの貢献度は

2017年08月08日 | 辰巳ダム
 平成29年台風5号は、犀川流域へ記録的な豪雨をもたらした。
 
 犀川ダム地点 334mm(7日16時から42時間,時間最大35mm)
 辰巳ダム地点 276mm(8日2時から31時間,時間最大36mm)
 内川ダム地点 341mm(7日23時から37時間,時間最大37mm)
 ほぼ、辰巳ダム計画の100年確率値に相当する降雨であった。

 各ダム地点での最大流入量と辰巳ダム計画で想定した最大流入量(括弧内)は、つぎのとおり。
 犀川ダム地点 8日12:30 187.83m3/秒(700m3/秒)
 辰巳ダム地点 8日22:40 172.58m3/秒(600m3/秒)
 内川ダム地点 8日12:10 137.58m3/秒(550m3/秒)

 いずれも想定した洪水の3割にも満たない。辰巳ダムの2年確率洪水量(おおむね2年に1回の洪水量)は、207m3/秒であるが、今回も到達できなかった(-_-;)。

 ちなみに、各ダム地点の最大放流量は、つぎのとおり。
 犀川ダム地点 8日22:30 132.31m3/秒
 辰巳ダム地点 9日3:10 128.16m3/秒
 内川ダム地点 8日22:20 117.71m3/秒

 時間的に少し遅れて放流されるが、最大流入量と比べて幾分小さいだけである。下流で増水している時にダムが放流するので下流で被害が増大するといわれることがあるが、各ダムは、それぞれの都合で貯留、放流の判断をしているので、下流の状態を判断して調節しているわけではない。
例えば、犀川ダムは、貯水位が340mに達するとこれ以上、水位を上げないように放流している。
 
 ダムの洪水調節は、最大流量のピークをカットすることで下流への負担を軽減することである。最大流入量と最大放流量の差が50m3/秒程度ということは、犀川下流の市街地の洪水防御にほとんど貢献していないということである。
 記録的な豪雨にもかかわらず、辰巳ダムはほとんど貢献していない。ただ、3カ所のダムを合計すると、120m3/秒程度となるので幾分、役に立ったのかな~(-_-;)
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