犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

その他>日本国憲法を考えよう(その31)

2017年07月01日 | その他
憲法第一条
 
 「象徴天皇」が気になって第一条にもどる。

(日本文)第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
(英文)Article 1. The Emperor shall be the symbol of the State and of the unity of the People, deriving his position from the will of the people with whom resides sovereign power.

 日本国のシンボルとは何だろうか。日本国国旗のようなものか、あるいは、国土の上にただよう雲か霞か、曖昧模糊とした存在でどうも当方には理解しがたい。
 これを論理的に裏付けようとして、後半の文章がある。主権という力を持つ人達(意志)によって支えられているものだというわけである。確固とした筋立てだと思うが、意志(will)など変わるものだから、変えてもいい(革命?)ということにもならないか。
 本来は、2千年の歴史と伝統の上の存在であり、意志(will)がどうあろうと、変わる存在ではないのではないか。
 だから、
(日本文)第一条 天皇は、日本国の元首である。
(英文)Article 1. The Emperor shall be the head of the State.
でいい。
 元首、つまり、日本国民の代表であるということだ。
 米国の大統領であれば、
「大統領は、米国の元首であって、この地位は、主権の存する米国民の総意に基く。」である。

 二千年の歴史と伝統の上の存在であり、意志(will)で変わる存在でないことは、第二条でわかる。

 憲法第二条
(日本文)第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
(英文)Article 2. The Imperial Throne shall be dynastic and succeeded to in accordance with the Imperial House Law passed by the Diet.

 日本文では、世襲とあるが、王朝(dynastic)であり、王様は選挙で選ばれるわけではなく、意志(will)で変わる存在でない。

ここらで、ひとまずお休み!
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