お肌屋のひとりごと

北区赤羽中島皮フ科です。
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汗にお悩みの方へ

2017年05月11日 | 皮膚科 病気
暑くなってきましたね!
汗の季節がやってきました
汗をかく事によって人は体温調節をしており、とても大切な機能であります
汗をかく要因は気温、運動、食事、緊張など様々ありますが、
人によっては「量が多いのでは?臭いがあるのでは?」と悩みは尽きないものです
ここでは「汗をうまくコントロールし、汗をかきにくくする方法」をご紹介したいと思います。

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身体の外側からコントロールする
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◆手のツボを押す◆
・後谿(こけい)
・陰げき(いんげき)
・合谷(ごうごく)

こちらは全身の汗を抑えるツボです。3秒くらいかけてゆっくり押す事を5回くらい繰り返しましょう!
劇的に汗が止まるという強い効果はありませんが覚えておけばいつでも手軽に行えます。

◆リンパ節を冷やして体温を下げる◆
・首の後ろ
・左鎖骨下
・脇の下
・太ももの付け根
・膝裏

こちらは体内をめぐるリンパ液や
血液の主な通り道です
この部分を冷却ジェルシートや冷たいペットボトルなどで冷やして
体温上昇を抑えましょう。

◆ハッカ油を使用する◆
・シャンプー、洗顔⇒1~2滴
・お風呂     ⇒3~4滴
・ハッカスプレーにして持ち歩く

ハッカ油自体に体温を下げる作用はありませんが、
清涼感の強い使い心地で汗を抑える効果があります


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食事などにより身体の内側からコントロールする方法
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◆大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)◆
大豆製品には大豆イソフラボンが含まれています
このイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをする成分で
発汗をコントロールする作用があります

◆夏野菜(きゅうり、トマト、ゴーヤ、なす等)◆
夏野菜にはカリウムが多く含まれています
カリウムは体にこもった熱を内側からクールダウンしてくれます
旬のものはその時期を過ごしやすくしてくれる働きがあるという事ですね

◆ハーブ(ラベンダー、ローズ、ジャスミン)◆
緊張や自律神経の乱れにより発汗した際、これらのハーブは副交感神経に作用し
リラックス効果をもたらしてくれます

汗コントロールには逆効果の食品には要注意
・辛い物
・カフェイン
・肉類
・揚げ物

これらの食品は発汗量を増やしたり、汗の臭いの原因にもなりますので過剰摂取は控えましょう

これらを試してもなお多量の汗にお悩みの場合、病気なども考えられます。
まずはお気軽に当院に診察にお越しください