エローラの遺跡見学~ アジャンタ、エローラ見物とインド横断鉄道の旅

2017年05月18日 | Yoshiの果てしない旅 第10章 インドの旅

・昭和44年(1969年)2月22日(土)晴れ(エローラの遺跡見学)

 6時30分に起きて、駅前から7時30分の“乗合一日周遊観光バス”に乗り込んだ。この乗合バス代は、3.4ルピーで安いが、本当はこれぐらいが妥当な運賃であった。昨日のアジャンタ石窟群前の停留所からアウランガーバードまでのバス代4.2ルピーは『ヤラレタ』と言う事だった。

 周遊観光バスが最初の寄った箇所は、アウランガーバードから直ぐ近くの小高い山の上にある『ダウラタバード城』と呼ばれ、11世紀頃の自然の地形を利用したイスラム系最古の城であった。

 

▲イスラム最古のダウラタバード城-Copy from the Net.

 次に1時間半位で“Elora”(エローラ)に到着した。AD580年から850年までの間に造られたエローラ遺跡は、ヒンドゥ教、大乗仏教、それに、ジャイナ教の石窟寺院群であった。一枚岩で出来た巨大なカイラーサナータ寺院は、まさに圧巻であった。その内部回廊には、ヒンドゥ教の神々の像が彫られ、神秘的な世界(仏教で言うなら極楽浄土の世界)の様な感じを抱かせる、空間的世界がそこにあった。

▲エローラ石窟群-Copy from the Net.

▲エローラ石窟(カイラーサナータ寺院)-Copy from the Net.

  今日も一段と暑い日で、見学するのも疲れた。私と荻はお昼に近くの食堂へ入った。イギリスから来た、年配の団体客(婦人が目立った)15人程も、店内に居た。我々が席に着くと、20歳位の男の店員(インドでは、どんな店でも、女性が働いている姿が見られなかった)が、水が入っている2つのコップの中に“右指”(『左手は不浄の手』とみなされている)を突っ込んで運んで来た。

「いくら右手は不浄ではなくても、コップの中に指を入れるな。不潔だ」と注意した。

そうすると、「そうだ、その通り」とイギリス団体客のおばさん達も後押ししてくれた。イギリス人達にも、指をコップの中に突っ込んで運んだのであろう。彼等も、インド人に腹を据えかねていたのだ。しかし、彼は私が言った事が分ったのか分らなかったのか、キョトーンとしていた。荻が再度、ジェスチャ交えて言ったのであるが、彼は理解出来ない感じであった。勿論、新たに持って来る訳でもなかった。お客さんにコップの出し方も分らない、衛生観念が違うインド人にこれ以上言っても仕方ないし、それに、生水を飲む気もなかった。インド人には、ギブ・アップであった。インドでは、この様な出し方は普通で、珍しくなかった。

 エローラ見物の後、Bibi Ka Maqbara(ビービー・カー・マクバラー、ムガール帝国の王妃の廟墓)と言う、タジ・マハールに似た回教寺院を見物して、我々を乗せた観光周遊バスは、アウランガーバードに着いた。

 バス代は、3.4ルピーで妥当な運賃、良い観光めぐりであった。

▲ビービー・カー・マクバラー回教寺院-Copy from the Net.

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