アジャンタの遺跡見物~アジャンタ、エローラ見物とインド横断鉄道の旅

2017年05月17日 | Yoshiの果てしない旅 第10章 インドの旅

・昭和44年2月21日(金)晴れ(アジャンタの遺跡見物)

 列車は、予定より1時間30分遅れて、午前6時30分Jalgaon(ジャルガウン)駅に到着した。ここから、Ajanta(アジャンタ)行きのバス(2.5ルピー)に乗り換えた。1時間半位で着いたのであろうか、バスは遺跡入口前の停留場に到着した。停留場前にホテルがあり、そのホテル前でウロウロしていたら、上の方から日本語が聞こえて来た。見上げたら日本人のお坊さんであった。彼は、2週間前からここに滞在して仏教の勉強をしている、との事でした。私と荻はお坊さんが宿泊している部屋に荷物を置かせて貰い、3人で遺跡近くの食堂で朝食を取った後、見物に出掛けた。

アジャンタ石窟群-Copy from the Net.

  アジャンタ遺跡は、黒紫色の断崖に横穴を28掘って造られた仏教石窟寺院群であった。BC2世紀からAD7世紀までの900年間に、前後5回にわたって掘られたと言われている。AD2世紀末、“小乗仏教”(消極的・形式的で卑近な教え)の衰退によって一度見捨てられた。しかしその後、5世紀に“大乗仏教”(仏教の深い真理を説く教え)が盛んになって再び栄えた。7世紀にバラモン教が仏教徒の王侯を亡ぼした為、その後約1000年間に渡って忘れられ、1817年に英国の1将校によって発見されるまで、この世から殆んど消えていたのである。 

 いずれにしても、大勢の僧達は、王侯の援助や信者達のお布施を受けながら修行を行い、仏教の教えを会得していたのであろう。私は洞窟内の大きな壁画や仏像、そして2000年以上前、既に壮大な石窟寺院群を造り得る高い文明、美術、技術、膨大な財力があっ事に凄く感銘した。    

 見学後、我々はお坊さんの部屋に置いて貰った荷物を受け取り、Aurangabad(アウランガーバード)行きのバスに乗る事にした。バス運賃4.2ルピーと聞いてビックリ。朝、ジャルガウンからここまで2.5ルピーの倍近くの値段、しかもここからアウランガーバードまでは、距離的に見て同じ位であった。

「如何してこんなに高いのだ」と聞くと、「ツーリスト・プライスだ」と男の車掌。   

「ツーリスト・プライスとは何だ」と又聞くと、「外国人の特別料金だ」と車掌。

「如何して外国人は、特別料金を払うのだ」と聞くと、「分りません。乗りたくないなら、バスを発車させます」と車掌。

『コンチキショウ!我々の弱みに付け込んで、お金をふんだくりやがって』と思いつつも仕方なく、バスに乗った。如何してこうも問題を起こさなければならないのか。待てよ、問題を起こしているのでは無く、インド人の方に問題があり過ぎた。

 アウランガーバードの『Government Holiday Camp』と言うバス停で下車し、ホテル探しをした。我々が泊まるホテル(ドミトリー)に渡辺が滞在していて、驚いた。彼は我々と同じ日にボンベイを発ったのであった。 

 夕食は、3人で近くの食堂へ行った。そこで暫らくの間、今のインドの現状について話し合った。

夜、インド人の若者が同じホテルに居たので、我々が抱いているインドの問題について4人で話し合った。しかし、私は疲れていたので先に寝た。荻は遅くまでインド人と話をしていた様だ。

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2 コメント

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景色 (仁仁)
2017-05-17 21:02:14
国には、それぞれいろんな景色がありますね。
僕は、インドの国が好きです。
その理由は、インド料理やで、ほうれんそうカレーを頼んで食べたらすごくおいしかったからです。
僕の、考えたオリジナル妖怪にもいろんな国の妖怪がいつので、もしよかったら見てください。よろしくお願いします。
大舘平蔵 さん、読者登録とコメント有難うございます。 (nakasheilanancy)
2017-05-18 10:00:58
私もインドに大変興味があります。その理由は私の果てしない旅日記のインド編にも書いた通りです。インドの旅も活況に入って来ましたので、ご愛読して頂ければ幸いです。

 Have a nice day!! From Yoshi

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