私(思考)は、これでいいのだろうか・・
あれでよかったのだろうか・・と考えるのです。
しかし、ここから先は「思考の迷宮」になります。
考えること、思うことには、問題も答えもありません。
どんなことでも良いも、悪いもありませんので
どれだけ考えても「答え」」は出てきません。
そもそも問題は私(思考)が考えたことだからです。
つまり、問題を創り正解を探す幻想ごっこをやっているのです。
ですからどうやってもエンドレスですから、どうすることも
出来ず「思考の迷宮」という苦悩に落ちいるのです。
では落ち着くには、何も“無い”ところに入れば
いいのです。
肯定することも、否定することも無いところ
本当の安心とは、「安心と不安」が無いところ
本当の幸せとは、「幸福と不幸」が無いところ
本当の自由とは、「自由と不自由」が無いところ
本当の愛とは、 「私もあなた」も無いところ
“何も無い”とは、頭の中で勝手に妄想する「思考癖」が
“無い”ということです。
頭の中で「在る」とするものは、それは真実では無く、
すなわち幻想だからです。
そもそも宇宙、大自然、神仏、真の自分は
“何も無い”のです。すなわち“縁と無常”ということです。
雨が降れば雨との縁、雨が降れば傘をさす縁、
雨が止めば傘をたたむ縁、このように縁は無常に
流れているのです。
それは頭への勉強の詰め込めで来るものでなく、“只なる実践”の
持続からくる感覚です。