失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」 ダイアナ・ロス 1988年、長山洋子 1990年

2017-04-21 | 
"IF WE HOLD ON TOGETHER" DIANA ROSS 1988

ダイアナ・ロスの日本における代表曲と、その日本語カヴァー。

①イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー IF WE HOLD ON TOGETHER UIP配給ユニバーサル映画「~リトルフットの大冒険~謎の恐竜大陸」主題歌 TBS系TV「想い出にかわるまで」挿入歌
(James Horner/Will Jennings)
ルーカス/スピルバーグ製作のアニメ映画"THE LAND BEFORE TIME"サントラから。どういうわけか2枚ともプロデューサー(ピーター・アッシャー)は記載されているのにソングライタークレジットがない!映画のサントラを手掛けたジェームズ・ホーナー作曲。作詞のウィル・ジェニングスとのコンビは、1997年「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のヒットを飛ばす。ところで英語版WikiにはBarry Mannの名前も書いてあるのだが、日本語版は上記のふたりの名前しかない。どっちが本当?
ピアノのイントロからじわじわ盛り上げる甘口バラード。ダイアナ・ロスの代表作とか言われると違和感はあるが、ドラマチックな展開は映画の主題歌らしい手堅い仕事。アメリカではAdult Comtenporary Char23位と微妙なチャートアクションだったが、日本では今井美樹主演のドラマ「想い出にかわるまで」タイアップで大ヒット。その後英国でもヒットしたようだが、世界で最もこの曲を受け入れたのは日本なのだ。2015年のIn The Name of Love Tour日本公演でもアンコールでこの曲が演奏された(おそらく日本だけの選曲)。

②イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー(インストゥルメンタル)
単なるカラオケではなく、歌メロをギターで演奏したギターインストってやつ。

左が1990年1月25日発売のWEA MUSIC盤。定価937円、中古で54円。
右は1991年9月21日発売のMCAビクター盤。定価930円、中古で21円。上半分の恐竜映画ポスターは共通で、下半分のデザインがまったく違う。
米国でのシングルは1989年1月リリース。1年後に日本でシングルがリリースされたのはドラマタイアップが決まったから(WEA盤の裏ジャケライナーでドラマに触れている)。MCA盤はアルバム『The Force Behind the Power(邦題:永遠のイフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー)』のリリースに合わせて再発された。こちらもジャケのコピーに「TV『想い出にかわるまで』挿入歌として、大ヒットした永遠のベストセラー。」ドラマが終了して一年以上たつのに、まだ宣伝文句として有効だったようだ。今井美樹の相手役は、またもや石田純一だった。


長山洋子、非演歌時代最後のシングル。1990年8月21日リリース。

①IF WE HOLD ON TOGETHER イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー
James Horner/Will Jennings、日本語詞:さかたかずこ、編曲:矢野立美
アレンジはほぼオリジナルと一緒。サビの「IF WE HOLD ON TOGETHER」は英語のまま。全体に卒なくまとめた印象で、あまり面白みはない。安定感のある歌唱はアイドル的ではないが、当時22歳だからもう普通に脱アイドルの年齢。最大のヒット「ヴィーナス」(1986)も洋楽日本語カヴァーだったので、得意分野で勝負!という意気込みだったかも。しかしセールスは伸び悩み、結果として第一期長山洋子(ポップシンガー期)の最後のシングルとなってしまった。

②終わらないセレナーデ
作詞・作曲:さかたかずこ、編曲:矢野立美
キャッチーでちょっと古臭いサビが初期中島みゆき・谷山浩子~あみんなどのポプコン勢を思い出させる。「あぁ哀しみのナーシサス」なんてフレーズもニューミュージックムードたっぷり!

③④カラオケ

定価1000円、中古で108円。
逆光で髪をまとめる長山さん。この3年後、演歌歌手長山洋子として「蜩 -ひぐらし-」で再デビュー。

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