中村叶の詩

中村叶の詩です。元気になれる。勇気がでる。心安らぐ。

『泥かぶら』あらす詩 

2006-03-27 21:20:20 | 詩(あらす詩・在らす詩)
『泥かぶら』あらす詩             

村で一番醜い顔をした少女泥かぶら
顔が醜いというだけの理由で村人たちに馬鹿にされ
村の子どもたちからは石を投げつけられ
唾を吐きかけられ いじめられ
悔しくて悲しくて
怒りのためにますます心はすさみ
ますます顔が醜くなった
怒りくるって棒を振り回している泥かぶらに
旅の老人が話しかけた
少女よ、美しくなる方法を教えましょう
次の三つのことを守ってごらんなさい
必ず、村一番の美人になれますよ
  いつもニッコリ笑うこと
  自分の醜さを恥じないこと
  人の身になって思うこと
美しくなりたい一心の泥かぶら
その教えを守ろうと努力を続けた
何度も中断し 諦(あきら)めかけ
だけど気を取りなおして努めていくと
いつしか憎しみが消え心が穏やかになって
明るい子どもになった
やがて村中の人気者になった泥かぶら
子守に お手伝いに と ひっぱりだこ
ある日、同年の娘が人買いに買われてゆく
それを聞いた泥かぶら
自ら進んでその娘の身代わりになって買われていった
人買いに連れられて行く道中で
泥かぶらは実に楽しげに話した
村のことや
自分が世話した可愛い赤ちゃんのことなどを
凶悪な人買い達も泥かぶらの明るく温かい心に動かされ
自分達がやってきた過ちを悔いて
置き手紙をして立ち去っていった
  ありがとう。仏のように美しい子よ
置き手紙にはそう書かれていた


 Sankei Webより
おくやみ: 真山美保さん(劇作家・演出家、新制作座文化センター理事長) 
真山美保さん(まやま・みほ=劇作家・演出家、新制作座文化センター理事長)12日、老衰のため死去、83歳。自宅は東京都八王子市元八王子町2の1419。通夜・密葬は近親者のみで済ませた。新制作座劇団葬は4月8日午後1時、同市元八王子町2の1419、新制作座文化センター劇場で。喪主は養子、正治(まさはる)氏。 
劇作家、真山青果氏の長女。昭和28年に舞台「泥かぶら」で文部大臣奨励賞を受賞したほか、菊池寛賞、東京都文化賞などを受賞した。(2006/03/17 05:00)
真山美保さんがなくなったことを、今日(3/27)知りました。そこで、代表作『泥かぶら』のあらす詩を作ってみました。ご冥福をお祈りします。
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