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「デスノート Light up the NEW world」

2016年11月08日 | サスペンス映画
監督:佐藤信介さん
脚本:真野勝成さん

夜神月による未曾有の大量殺人が行われた事件から10年。
世界の各地で、謎の心臓発作による突然死が相次ぎ、
デスノート対策本部が本格的に活動を始める。
Lの遺伝子を受け継ぐ後継者竜崎は
対策本部と合同で事件を調査するが…というあらすじ。

人間界に6冊のデスノートが投入されますが
そこからノートの持ち主の6人による頭脳戦があるわけではなく、
(なにしろそんなの考える方も大変だし、
観客にもある程度の知能水準が要求されるからです)
ノートに深くかかわる人物は3~4人くらいで、
シンプルな話です。

キラの信奉者紫苑と竜崎はセトウツミコンビですね。
というか紫苑、仮面ライダーWのフィリップくんじゃないの!
大人っぽくなって!

脳筋デスノートだと酷評されてますが、
オチは結構良かったんじゃないかと思う。
あと死神アーマが蛾の女王様みたいで素敵だった。
胴体のところモッフモフしたい。
脚本はここ数年「相棒」のメインライターをされている人です。

内容ばれ(disのようなそうでないような…)

真野さんは、私が相棒の脚本家さんの中で一番苦手な人で、
女性への不信感と見下し、善人が描けないこと、
下衆の描写がうまい、トリッキーな展開がお得意、等々が特色かなと
勝手に考えていたのですが、よく考えたらこれらの芸風って
大場つぐみさんのそれにぴったり当てはまるんですよね。
えっと、大場さんはさらに何層にも練られた意外性のある展開、
早い段階で準備されている伏線、とオプションが付くのですけど。

でも普通の世界で普通の友情を描かれているとかなり違和感のある作風でも、
デスノートの異常な世界で実在しない存在の友情を描いてあると、
かなりハマっていたので、こっちのほうが向いているのではないかと思った。
この作品でも、なぜ最初に名前を書いた時にあんなに猶予を与えたのか、
なぜ彼はそこまでシンパシィを覚えたのかなど、理解できない所はあるんですが、
共闘イエーイ!チェンジ!チェンジ!と盛り上がりました。

死神大王の後継者選び、死神が人間界で暗躍って、
小畑さん大場さんが現在連載中の「プラチナエンド」のオマージュかな…?

エンドクレジット後に1シーンあります。

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