年2回報告しています活動レポートをブログでも掲載致します。ご意見等お聞かせ戴ければ幸いです。
議会議員 中井くによし議員活動 32年目の年を迎えて・・・
昭和58年初当選から8期・32年目を迎えることになりました。変わらぬご支援・ご指導を賜わりました皆様方に、改めて心より厚く御礼申し上げます。
最近の風潮には、何でも多数決で良いとする考えがありますが、それは本
当の民主主義ではないと思います。特に影響力の強い政治の世界にあれば尚更のことです。
秘密保護法が自民・公明の与党によって十分な議論をせずに、多数決で成立されました。
戦前の治安維持法以上に恐ろしいこの悪法が運用される時代が到来し、国民の自由な生活が圧迫されないか本当に危惧しております。
昨年、9月には皆様方のご支援に由りまして竹山市政2期目が誕生。堺を無くそうとする大阪維新の会の考えが、堺市民によって否定されたのです。
泉北高速鉄道の民営化についても、府議会で否決となりました。
売却議案があまりにも市民の願いに背く内容であり、過半数を握っていた大阪維新の会からも4名の府議が造反し、否決となったものです。
譲渡先企業は南海電鉄で、随意契約によって譲渡条件を十分協議すれば良いものと思います。
この一年、ご期待に応えられるよう努力精進したいと存じますので宜しく御願い申し上げます。
泉北高速鉄道払下げ問題の市議会議決について
市民の悲願とも云える泉北鉄道の料金引き下げを実現するための民営化について
堺市議会でも重要案件として議論されてきました。
民営化については、料金引き下げと共に安全輸送の確保を併せて求めてきました。
しかし、大阪維新の会幹事長でもある松井知事が、利益至上主義の投資ファンドに売
却しようとしたので、堺市議会で売却計画の白紙撤回を求める決議を可決し、知事と
府議会議長に要望しました。
堺市議会決議を稚拙・幼稚であると非難した松井知事が提案した売却議案が府議
会で否決され、改めて売却議案が府議会に提案されることになりますが、売却先は南
海電鉄が適しているのではないでしょうか。随意契約で払下げ条件を協議しさえす
れば何の問題もないと思います。
以下は、松井知事が幼稚・稚拙と非難した堺市議会の決議文です。(大阪維新の会
堺市議団は、議決に際して賛成することなく議場から退席した。)
議員提出議案第41号 平成25年12月4日
堺市議会で白紙撤回決議・・可決12月16日
続く大阪府議会で売却議案・・否決
大阪府が手続を進めている大阪府都市開発株式会社の株式公募売却については、今般、優先交渉権者として外資系投資ファンドである株式会社ローン・スター・ジャパン・アクイジッションズが選定されたところである。
本審査の結果をみると、運賃値下げをはじめとした利便性向上等の提案内容を軽視し、最高提案価格を提示すれば、ほぼ優先交渉権を獲得できるような価格偏重による選定となっており、鉄道事業の利便性向上がないがしろにされている感が否めず、到底受け入れることはできない。
言うまでもなく、大阪府都市開発株式会社が経営する泉北高速鉄道事業については、大阪府が開発した泉北ニュータウンのみならず本市の重要な公共交通機関であり、その使命を鑑みると安全な輸送に加えて長期的かつ安定的な経営が求められるものである。
この点について、我々堺市議会は大いに危惧するものであり、すでに多くの市民から不安の声も上がっている。 また、沿線住民の悲願である運賃値下げについては、乗継運賃の10円値下げという最低額の提案しかなく、このような内容では沿線住民の願いに応えたものとは到底言い難く、満足できるものではない。
さらに、通学定期の割引率拡大の提案についても、大手私鉄の割引率に比べると依然として割高であり、十分なものとは言えない。
泉北高速鉄道における現在までの健全経営は、沿線住民の今までの運賃負担により成立しているものであり、今回の株式売却による利益の一部は、沿線住民に還元されてしかるべきであると考えている。
よって、大阪府においては、今回の優先交渉権者の選定を白紙に戻すことをここに強く求める。
以上、決議する。
平成25年12月4日 堺市議会
大阪府知事・大阪府議会議長 各宛て