俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

恐るべき事実・・・遺伝の秘密

2007-11-14 19:19:05 | Weblog
 「書かないほうが良いのではないか」私は何度も躊躇した。余りにも簡単な科学的事実の積み重ねが家族関係にヒビを入れようとしている。この事実を理解して頂くために必要な予備知識はメンデルの法則と、女の性染色体がXXで男がXYであるということくらいだ。
(1)第一世代を父XY、母X’X”とする。
(2)第二世代(息子、娘)はXX’、XX”、X’Y、X”Yの4種類となる。
(3)第二世代の配偶者をxx'およびxyとする。実際には4人の配偶者と8つの性染色体だが、煩雑になるので「その他」扱いとする。
  ①娘XX’とxyから生まれる子供(孫)はXx、Xy、X’x、X’yの4種類となる。
  ②娘XX”とxyから生まれる子供(孫)はXx、Xy、X”x、X”yの4種類となる。
  ③息子X'Yとxx'から生まれる子供(孫)はX’x、X’x’、Yx、Yx’の4種類となる。
  ④息子X”Yとxx'から生まれる子供(孫)はX”x、X”x’、Yx、Yx’の4種類となる。
 分析は以上で終わる。そこでお気付きだろうか。①②の女系の場合、孫が父母のどちらの系統かが分からない。③④の男系の場合、男は父系、女は母系と見事に区別できる。つまり息子を通じた孫は、男なら父の子孫で女なら母の子孫と言える。
 但し「生殖細胞が作られる減数分裂の際に、ペアをなす染色体どうしはその一部を交差という現象によって交換し、遺伝子の組み合わせを変える」(竹内久美子「遺伝子が解く!万世一系のひみつ」)らしいので全く繋がりが無いわけではないようだ。

コメントを投稿