リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

また著作権協会から

2009年05月26日 11時53分05秒 | ローカルネタ
今朝また著作権協会から電話がかかってきました。昨年の12月に行われた、リュート音楽のひととき第6回レクチャーコンサートのときに、協会が著作権を管理している楽曲を演奏していないかというお尋ねです。私が演奏するほとんどの曲はもちろん著作権が消滅している楽曲ばかりですので、そういうのとは縁がありません。

プログラムはバロック音楽ばかりで申告の必要はありませんよ、って言いましたら、あらかじめ申告しておいてください、とおっしゃる。書類を私に送るので、申告の必要なしという旨を書いて、返送してくださいとのこと。

あれれれ。何か変。なんかコンサートを管理しているような口ぶり。日本著作権協会はいったいいつからコンサートそのものの管理をするようになったのでしょうか。著作権料を支払う楽曲を演奏した場合は、こちらからその旨を申告して使用料を払うというのではなかったんでしょうか。全ての有料コンサートについて、演奏楽曲をあらかじめ協会に申請して、支払いのあるなしを伝える、というのは越権行為もいいとこです。

2007年2月の著作権使用料の支払いについても過去に3回支払いの催促を受けました。このときはジェイソン・テイラー作曲の「フォー・ストーリーズ・ハイ」を演奏しましたので、音楽事務所を通じてコンサート終了後にきちんと手続きをしたんですが、それでも著作権使用料を払えという督促の電話が何回もかかってきました。確か一番最後は去年でした。ひょっとしたらまだ今年も来る?(笑)著作物の管理もいいですが、自分の事務所の書類管理をしっかりとやってもらいたいですねぇ。

著作権の管理ビジネスって多分どの民間業者でも可能ですよね。なんかうまい仕組みを作って日本著作権協会だけが独占できるようにしていると思うんですが、これってもっと民間業者を参入させて競争させればもうちょっとまともなことをすると思うんですけどねぇ。あれではいけません。

一昨年、某女性ギタリストが私のギター作品を何回かコンサートで演奏してくれました。この場合主催者が協会に申告しなかったかもしれませんが、たとえしていても私は著作権協会に年会費を払って登録していませんので、著作権使用料は私の方にまわってきません。申告した場合は、主催者の方は私の楽曲の分をいくらか支払いますが、それが肝心の作曲者には回って来ないということです。これって変でしょ?いくつかの業者で競争させれば、もっと明朗会計な仕組みが生まれて来るかもしれません

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1 コメント

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Unknown (mennrui)
2009-05-27 23:50:19
前ブログ「自作5号機環境構築」の方に間違えてコメント投稿しました。面倒ですが、そちらを見て下さい。

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