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2013年2月定例会でライチョウに関する質問(再掲)

2016-10-16 08:32:14 | 環境・森林

2013年2月定例議会一般質問

 1、オスプレイの県内飛行訓練への危機管理部としての対応について

(中川博司)ライチョウ、イヌワシの保護についてお伺いをいたします。米海兵隊のオスプレイの訓練飛行について、私は配備も訓練も反対ですが、現実に配備され、沖縄で訓練が連日行われ、あす6日から岩国基地を拠点に九州方面で行われると報じられています。かねてから示されている県内ルートでの低空飛行訓練が今後現実的な問題となる中で、オスプレイの飛行訓練について、危機管理部として、これまでの対応と、実際訓練が始まればどのような影響があると想定をされているのか。危機管理部長にお聞きいたします。

 (危機管理監兼危機管理部長)オスプレイの飛行訓練についての御質問でございます。これまでの対応ということでございますけれども、昨年6月にオスプレイの配備と訓練ルートについて北関東防衛局から説明を受けて以降、県といたしましては、オスプレイの安全性について十分に確認し、その結果を国民にわかりやすく説明すること、安全性への懸念が払拭されない限り、飛行訓練が行われないようにすることの2項目を7月に防衛大臣に要請いたしました。その後、9月に政府として安全性の確認がなされたことを受けまして、飛行訓練経路や訓練内容などの詳細について10月に北関東防衛局長に質問書を提出いたしました。それから、オスプレイの飛行訓練実態を把握するために、12月からは県民からの目撃情報の収集を開始しているところであります。また、本県と同じ訓練ルート上に含まれる新潟県や群馬県とも情報共有のため連絡をとり合っているということでございます。2点目に、訓練により想定される影響についてでございますけれども、具体的にいつから長野県内のどこを飛行するかなど現時点では大変不明な点が多いわけでありまして、このようなことから具体的な影響については申し上げる状況にないということでございます。

2、ライチョウやイヌワシの保護について

(中川博司)昨年7月末に、日本自然保護協会が、絶滅危惧種のイヌワシやクマタカ、ライチョウなど希少な鳥の生息地がオスプレイの低空飛行訓練を行うルートと重なっていることから、騒音などの影響で絶滅の危機に一層追いやられると警告をしています。 そこで、長野県の鳥でもあるライチョウの生態研究の第一人者である信州大学教育学部生態学研究室の中村教授に問い合わせたところ、ライチョウもさることながら、イヌワシやクマタカも音に敏感であるとお話をしてくれました。特別天然記念物のライチョウは、昨年8月に絶滅危惧種のⅡ類からⅠB類へと見直され、国の事業としてライチョウ保護、増殖が行われることとなり、新年度、生息状況調査などの計画をつくり、調査分析を進め、その後の対策を講じることとしています。そこで、これまでライチョウやイヌワシの保護施策は、どのような観点で、どのように取り組んできたのか。また、当初予算ではライチョウの保護費が削減されていますが、なぜなのか。また、今後のライチョウやイヌワシの保護について県としてどう取り組まれるのか。環境部長にお尋ねします。

 (環境部長)ライチョウとイヌワシの保護についてのこれまでの取り組みと今後の取り組みなどについてのお尋ねでございます。まず、ライチョウにつきましてですが、キツネなど天敵の高山帯への侵入などの影響によりまして生息環境の悪化が懸念されております。信州大学の調査によりますと、1980年代には約3,000羽であった全国の個体数が最近では2,000羽以下に減少しているとの推定がなされております。こうした状況を踏まえまして、長野県希少野生動植物保護条例に基づきまして平成21年3月にライチョウの保護回復事業計画を策定いたしまして、ライチョウの生息環境の保全の観点から取り組みを進めてきたところでございます。平成21年度以降、南アルプス南部でありますとか北アルプスの爺ヶ岳周辺におきましてライチョウの生息数等のモニタリング調査を実施しております。また、平成22年度からは、北アルプスの51の山小屋に御協力をいただきましてライチョウポストを設置し、登山者等から目撃情報を収集するとともに、ライチョウ保護の普及啓発を図っているところでございます。とりわけ、平成23年度から2年間は、委託によりまして、北アルプスの爺ヶ岳周辺でライチョウの天敵の出現状況も含めた生息環境の調査を実施いたしました。この調査によりますと、爺ヶ岳周辺ではライチョウの個体数が比較的安定しているというような結果を得ております。なお、こうした生息実態調査は一定期間ごとに行うことを予定してございまして、お尋ねのございましたライチョウ保護費の予算の減額でございますが、本年度で今回の調査が完了したことによるものでございます。それから、ライチョウの今後の保護の取り組みにつきましては、議員御指摘のとおり昨年10月に国のライチョウ保護増殖事業計画が策定されまして、環境省におきましては平成25年度1年間をかけて具体的な保護対策を検討するとしております。この検討に本県も参加することになっておりますので、この機会を通じ、関係機関と連携を図りつつ、国が進める保護対策に協力いたしますとともに、モニタリング調査等に引き続き取り組みながら情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、イヌワシについてでございますが、狩り場の消失でありますとか餌となる動物の減少など生息環境の悪化によりまして、県内の生息数が30から40つがいまで減少しているとの報告が長野イヌワシ研究会よりなされているところでございます。このため、平成19年3月にイヌワシの保護回復事業計画を策定いたしまして、森林環境整備などの生息環境の改善を図り、イヌワシの繁殖率の回復を目指すとの観点から、民間のヘリコプター等の飛行に関しまして営巣場所の回避等を要請するなど取り組みを進めているところでございます。イヌワシの今後の保護の取り組みにつきましては、専門家や保護活動に携わっている皆様方と連携しつつ、つがいの状況を調査するなど、繁殖率の回復を目指しまして引き続き回復事業計画に基づく取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 3、林務部としてのイヌワシ保護の状況について

(中川博司)続いて、国有林の状況についても調査をしたところ、イヌワシの保護を目的に、産卵、子育て期には森林の間伐などの施業は行わないとお聞きしましたが、長野県としては同様の取り組みを行っているのか。林務部長にお伺いします。

 (林務部長)希少な猛禽類の保護の観点から森林整備を実施する場合の配慮についてのお尋ねでございます。イヌワシ、クマタカなどの猛禽類は絶滅が危惧される希少な野生動物であり、民有林の間伐等の森林整備に当たりましても、その繁殖に影響を及ぼさないよう配慮する必要があると考えております。このため、間伐など森林整備を行う事業地やその周辺の森林においては、希少な猛禽類の生息情報に基づき、必要に応じて専門家による生息調査を実施し、営巣を確認した場合には、国有林と同様に、産卵、子育ての期間中の作業を避ける対応をとっております。今後とも、長野県の森林づくりにおいては希少な猛禽類にも配慮して適切な整備を進めてまいります。

 

 4、長野県としてオスプレイの飛行訓練に反対すべきではないか

(中川博司)ライチョウや猛禽類の保護の観点からもオスプレイの飛行訓練に反対すべきであり、少なくともイヌワシの産卵、子育て期2月から6月、ライチョウの産卵、子育て期5月から10月は訓練をさせてはならないと思いますが、知事のお考えをお聞きいたします。

 (阿部知事君)オスプレイの飛行訓練についての御質問でございます。先ほど危機管理部長が御説明申し上げましたとおり、県民のさまざまな懸念に関しまして、県としてこれまでも防衛大臣あて要請を行うとともに、情報収集に努めてきたところであります。引き続き、県民の安全を守るという立場から対応していきたいと考えています。猛禽類の営巣等への影響を懸念する声があるということは承知をしております。ライチョウ、そしてイヌワシともに、種の保存法に基づいて国内希少野生動植物種の指定がなされているわけでありまして、国においても保護増殖事業計画が策定されている希少種であるという現状であります。こうしたことを踏まえて、オスプレイの飛行訓練に関しても、生息環境に十分配慮するように国に求めていきたいと考えています。

(中川博司)ライチョウの保護費が削減をされておりまして、国のこれから行われる事業はこの1年間は調査の研究を行うということになります。ということは、この1年は県として具体的な調査などが行われないということになるものですから、先ほどから申し上げていますように、オスプレイの影響などが考慮されなければならないというふうに思いますので、必要な措置をぜひ環境部でとっていただくようにお願いをしたいというふうに思います。
 また、オスプレイという名前は実は猛禽類のミサゴのことだそうです。イヌワシやクマタカはライチョウの天敵になっているんですが、オスプレイがそのイヌワシやクマタカの天敵になるということになります。
 ぜひ、知事におかれましては、全国知事会でも同様な課題を持つ知事の皆さんと連携をとっていただくことを要請いたしまして、質問を終わらせていただきます。

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