エコトピックス

北海道中川町エコミュージアムセンター/自然誌博物館のスタッフブログです.収蔵標本の紹介や日々の出来事を紹介していきます.

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オオモノがでた!平成27年度第1回地層観察教室

2015-07-08 16:35:59 | トピックス

7月5日(日)にエコミュージアムセンター第1回地層観察教室を開催しました.

数日前からの雨で,沢は増水しており,また,昼前から霧雨の降る,決していいコンディションではありませんでしたが,多くの方がアラゴナイト・プリザーベーションの虹色のアンモナイト/イノセラムスを目にすることができました.参加した小学生らは,こけたりして全身ずぶぬれでしたが,元気に,そして大人顔負けのハイスピードで沢を登っていました.沢から上がる最後のポイントの露頭で,大型のパキディスカスの仲間のアンモナイトをみることができました.脆かったので持ち帰らず,アンモナイトを囲んで,記念撮影をして沢を後にしました.

前日の下見の時より,20㎝ほど水位は下がっていましたが,いつもよりは多いです.
多くの方が,少し濁り気味の水の中から手つかずのノジュールを発見しました.
 
 
この沢は毎年様子が変わります.ちょっとした深み.長靴で来た方も皆浸水です.
 
 
今日のハイライトは最後にやってきました.直径40cmほどのパキディスカスの仲間の大型アンモナイトです.
発見時は,住房の部分の断面が10cmほど見えていました.断面をみれば,イノセラムスかアンモナイトかは用意に区別できます.その状態からみんなで掘ってみました.博物館でみるのとは迫力が違います!
みんなで記念撮影をして,露頭にそのままにしてありますよ.
 
 
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地層観察教室および森の学校2015夏のお知らせ

2015-06-11 15:06:09 | トピックス

現在,エコミュージアムセンターのホームページがずっと更新できない状態です.

サーバー管理会社とソフトウェアの会社両方のサポートに問い合わせて,いろいろと試していますが,原因不明です.そこでこちらのブログの方で取り急ぎご案内さし上げます.

<地層観察教室のご案内>
 エコミュージアムセンターでは,7月と8月に地層観察教室を行ないます.第2のナカガワニシンが見つかるかも!.大人気の教室ですので,お申し込みはお早めに!7/5は6月一杯,8/9は7月一杯までが締切です(定員に達していない場合,定員まで募集しますのでお問い合わせください).

日 時;7月5日(日)および8月9日(日),いずれも9時~15時30分まで.
集 合;8:50までにエコミュージアムセンターに集合.フィールドまでバスで移動します.
   ※町民の方の参加でエコセンターまでの移動手段がない方はご相談ください.
対 象;小学生以上~一般(小学3年生以下は保護者同伴) 20名程度
    定員に達しましたら締め切らせていただきます.
参加料;ひとり500円 

服装;汚れたり濡れてもいい長袖長ズボン,濡れ手もいい短靴・長靴(サンダルは不可)
持ち物;弁当,飲物,筆記用具,リュックサック,採集した化石を包む新聞紙と袋,軍手,タオル,着替え,帽子,雨がっぱ,虫除けスプレー           

<中川町「森の学校」2015夏 第十四次中川町恐竜化石発見調査>

アンモナイトやクビナガリュウなどの化石のまちとして,さらに日本初のテリジノサウルス類のツメ化石,ナカガワニシンが見つかった町内のフィールドで森の学校2015「第十四次恐竜発見調査」を行ないます.町内に広がる中生代白亜紀(約一億~七千万年前)の地層から,さらなる「恐竜」の発見を目指して調査を行います.本物の自然と向き合いながら,各チームで地質・化石の調査を行い,「発見のよろこび」から「探求するよろこび」を体験する2泊3日間です.昨年は,ウミガメ化石が発見されました。まだ中川の地に眠る「恐竜たち」をみなさんの手で目覚めさしてください.

日   程 2015年7月27日(月)~29日(水);2泊3日
対   象 小学4年生~高校生,調査をサポートしてくれる大学生以上の大人の方
定   員 高校生以下15名程度
      大人若干名
内   容 中川町域の恐竜時代(中生代白亜紀)の地層を調査し,
      恐竜化石の発見を目指します.恐竜発見に必要な地質学的
      および古生物学的な知識・研究方法を学びます.
受 講 料 高校生以下  14,000円
      大学生・一般 17,000円
      (食事・宿泊・保険・教材費等)
募集締切 7月3日(金)定員に達しましたら早めに締め切らせていただく場合があります.

持ち物;濡れてもいい服装と靴(サンダルは不可),雨具,フィールドワークで使うリュックサック,着替え,入浴・洗面道具,保険証,筆記用具,採集した化石を入れるための新聞紙とスーパーの袋,上靴,そのほか宿泊に必要なもの

受講申込方法;住所・氏名・年齢(学年)・連絡先を,電話/FAXまたはメールでお申し込みください.受講が決まりましたら受講料の振込等について追ってご連絡いたします.

<お問い合わせ/お申し込み先>
中川町エコミュージアムセンター
電話 01656-8-5133
ファクス01656-8-5134

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第1回地層観察教室を実施しました

2013-07-11 11:15:34 | トピックス

7月7日(日)第1回地層観察教室を実施しました.

 エコミュージアムセンターよりバスで一時間弱の移動で現地に到着です.これまでの地層観察教室で最も奥地のフィールドです.

 前夜の雨で多少川の水が濁っていたものの,増水はほとんどしておらず,コンディションとしては上々です.曇で少し風もあったせいか,蚊は下見のときほど多くなかったです(それでも,かなりの量の蚊).

現場について,まずは,ハンマーの使い方,化石が発見される可能性のある岩石の見分け方,化石がどのように含まれているかを解説します.そして川原の石の散策を行ないました.

 河床に露出するオソウシナイ層での地層観察の様子です.オソウシナイ層は白亜紀カンパニアン(約8300万年前)の地層です.一般的な地層の縞模様はみられない,塊状の砂質泥岩の地層です.これは,当時の海底に生物がたくさんいて,海底を攪拌した結果と考えられます(生物擾乱).その証拠に泥岩中のノジュールには,生痕化石(生物の巣穴など)がたくさん見受けられます(みなさん,採集しないですけど).というようなことを,今は中川の山奥にある約8300万年前の海底に立って解説いたしました.昼食をとった後に,上流に向かって歩きながら,地層観察・川原の石の観察を行ない,エコミュージアムセンターに戻りました.
 行きがけに現場から10キロほど離れた林道脇にフレッシュなヒグマの糞があったので帰りに観察していこうと思いましたが,別の車にぐちゃぐちゃにふまれた後でした.青汁のような色をした長径40センチ弱の大きなものでした(残念).おそらくフキをたくさん食べているのだと思います.
 
 エコミュージアムセンターに戻って,クリーニング作業です.
 
 すべての参加者が様々な化石を手にすることができました.基本はやはり小型のハンマーとタガネです.岩石を構成する粒子を一粒一粒の取り除くような気持ちでクリーニングを進めます.
こちらは,クリーニング専門ツールであるエアチゼル,エアスクライバーを使用したクリーニングです.細かいクリーニングはこちらのほうが捗ります.
 
では,今回の採集されたものをみていきましょう.
ゴードリセラス・テヌイリラータムです,ヘソの部分に黒い皮膜も保存されています.住房も良く保存されています.
ダメシテスの仲間です.密巻のこのグループは,へその部分のクリーニングが難しいです.
 
今回,地元からの初参加でした地域協力隊の方の採集されたものです.
かなり立派なゴードリセラス・テヌイリラータム
この他にも採集されており,彼女は“持ってる”のかも知れません.化石は人について回りますから.とはいっても,フィールド歩かないと新しい発見はありませんね.
 
第2回地層観察教室は,8月11日(日)です.同じ時代の地層を観察する予定です.
詳細はエコミュージアムセンターHPをご覧ください.
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安川の春

2013-05-15 14:00:45 | 中川の四季

じわじわと遅まきの春が安川にもやってきました。

まだ点々を雪を残した状態ではありますが、確実に暖かくなって来ています!喜ばしい!

 

 

  

↑ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)(毎年この季節にこのふわふわを触るのが楽しみです)

今年のネコヤナギは花を咲かせてから追い打ちのように雪に降られていて大変そうでした。

 

  

↑エゾエンゴサク

春早く咲くエゾエンゴサクの鮮やかな青は、モノクロの景色に慣れた目には堪らなく奇麗に見えます。

(群生して生えるので余計奇麗ですね)

 

  

↑つくし(スギナ)

単体だと大変かわいらしいつくしですが、一面に生えているのを見ると結構強烈です。

 

  

↑フキノトウとアキタブキ

季節の山菜ですね。私はフキノトウは未だ食べた事がありませんが…。

 

↑ザゼンソウ

赤いミズバショウのようなルックスのザゼンソウ。写真のものは小さいので可愛らしいですが、大きいものだと中々迫力があります。

 

↑ネコノメソウ

小さくて、緑から黄色のグラデーションが奇麗なネコノメソウ。

これも湿地でよく見る植物です。

 

      

↑ミズバショウ

このあたりだと大きいもので40cmくらいです。

ミズバショウの寿命は数十年、個体によっては葉が1m以上にもなる植物です。

童謡に出てくるような可憐なイメージよりも、どっしり構えた湿地の主という感じですね。

 

    

↑エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)

ミズバショウと一緒にこの季節、湿地を黄色い花で彩ります。

ヤチブキは若い茎をおひたしにして食べると大変美味しい山菜です。

地元の大先輩の方によると、ジンギスカンに入れるととっても美味しいそうです。

 

冬が長いだけに春のワクワク感は格別のものがあるなあと、季節が巡ってくる度に思います。

それにしても今年は山桜いつ咲くんだろうか…。

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残雪

2013-05-01 10:13:07 | 中川の四季

市街地や国道脇はだいぶ雪解けが進みましたが,フィールドシーズンはまだまだ先です.


4月29日の朝,共和方面に行く用事がありましたので,様子をみてきました.
この日は9時頃で気温は5℃でした.昨日も今日も寒く,あまり状況は変わっていません.

というわけで,ほぼ現在の様子をご覧ください.


ルベシベ沢です.


天幕峠より安平志内川.少し水量は減ってきました.


安平志内川大曲です.中央奥が炭の沢になります.


安平志内川に浮かぶ「大曲石灰岩島」です.この島は,海の底の温泉水(メタン湧水)の湧き出し口付近で形成されました.チューブワームや化学合成二枚貝等,湧水の成分を栄養に変える古細菌を体内に共生させている生物の化石がみつかります.
年々,小さくなっているといわれています.


オソウシナイ沢にかかるオソウシナイ橋です.


ワッカウエンバツ川の大和林道です.大和橋を渡って突き当たりまでは開いてますが,ワッカウエンベツ川方向に直角に左折すると,写真のような感じです.除雪されていません.


北海道100の道に選ばれた「齋藤茂吉の散策した志文内峠路」です.案内看板の1/4はまだ雪の下です.

今年は私の知っている限り,もっとも遅い雪解けです.「一番遅い春」の板谷地区は,まだ奥になります.

今日も寒いです.ゴールデンウィーク後半も,肌寒い天気が予想されています.現時点で寒くていいことは,カメムシの動きが鈍い事くらいです.

エコミュージアムセンター内も肌寒い感じです.見学される方は暖かい格好で!

 

 

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