入院日記(回顧録)

単なる腰痛と思ったら・・・。

雑感

2009-03-02 16:19:21 | Weblog
術後3ヶ月が過ぎた。

検診でCTを撮ってみたが、(まだ切り離した背骨の骨はつながってはないが)問題ないでしょうとのこと。痺れもほとんどなくなり、順調に回復してるみたい。

それにしても、痛くてつらい大変な出来事ではあったが、多くのことに気付かされたいい体験であった。

3軒目の病院では、MRIも撮っているのに、ドクターは腫瘍に気付かなかった。

これは、自分にとっても非常によい教訓となった。

今まで以上に、常にいろんな角度から診る、考える癖をつけなくては・・・。

そういう意味では、昨年歯科用CTを頑張って導入したが、いろんな角度から分析できるので、大変助かっている。

・・・スタッフにもよく言う僕の口癖だけど、常に勉強してSHINKA(進化、深化、真価)しないとね。

医療にSHINKAがなければ、僕は原因不明の病気で終わってたかも


この場を借りまして、手術、入院に携わっていただきましたドクター、看護師さん、病院関係者の皆様をはじめ、また心配してくれた家族、スタッフ、友人たちに深くお礼を申し上げるとともに、この感謝の気持ちをこれからの診療に活かしていきたいと決意しながら、このブログを閉じたいと思います・・・。

有難うございました。




神経鞘腫

2009-01-28 22:45:38 | Weblog
組織検査の結果、神経鞘腫ということだった。

それにしても、こんなところに腫瘍ができるなんて正直思ってもみなかったなぁ。

4人のドクターが見逃したぐらいだから、相当珍しいのかな?

MRIやCTがない時代なら、原因不明で片付けられてたかもね。




よかった・・・。

2009-01-28 22:22:00 | Weblog
目が覚めるとベッドの上だった。

足を動かしてみた。

動いた。よかった。

左足の一部に多少のしびれはあるものの、感覚はある。

感覚があるだけでもうれしい。

術前は、下半身全部がしびれて、また痛かったのだが、ホントよかった。

背骨を削って手術したので、オペ傷は痛いが、最初の痛みに比べれば、全然楽。
比じゃない。

こうして横になれるだけでもうれしい・・・健康のありがたさを実感。




手術

2009-01-23 22:19:14 | Weblog
やっと手術の日が来た。

生まれて初めての入院であり、初めての手術である。

患者さんの不安な気持ちがよくわかる。


後は運を天にいやドクターに任せて、手術場へ・・・。

看護士さんの手術前後についての説明のあと、頭の上で「今から眠らせますよ」という麻酔医(?)の声がしたかと思うと、麻酔液が体の中を駆け巡った感じがした。

と同時に意識がなくなった・・・。

つらかった・・・。

2009-01-20 21:23:26 | Weblog
つらかったのは、病室の皆が寝息をたてているときも、ひとりただ立ち続けていないといけなかったことだ。

昼間ならまだテレビとかで気が紛らわされたが、夜だけはどうしょうもない。

暗闇に、ただひとり、立ちつくすのみ・・・。

体もぼろぼろだが、精神的にもかなりぼろぼろだった・・・

入院

2009-01-19 18:34:43 | Weblog
やっと待ちに待った入院の日がやって来た。

頭の中は、手術の不安よりもとにかくこの腫瘍を取ってほしいという気持ちだけ。

もう車に座ったりすることが出来ない状態だったので、電車で立ったまま病院へ・・・。

苦しそうに車内でずっと立っているもんだから、車掌さんが「席空いてますよ。」と不思議そうに顔を覗く。


そういえば、入院後も横になれないので立ってねてたら、消灯後夜中に巡回の看護師さんが、懐中電灯のライトの先に、暗闇の中に立っている僕を発見し、びっくりしてた・・・。

ノイローゼ?

2009-01-18 16:03:47 | Weblog
もうひとつ問題があった。

手術日が決まったものの、10日後しか空いていないとのこと。

症状は日に日に悪化しており、それまで、体力が持つか自信なかった。

同じ出身大学の知り合いのドクターが他県の専門の整形外科を紹介してくれたが、体が動く度に激痛としびれが走るのでそこまでに行き着く余力がなく、結局手術日を待つことに・・・。

日に日に腫瘍が肥大化していって、破裂したらどうしよう。

そしたら、手術の前に寝たきり?

座薬も効かないし、一日数時間も眠れない、しかも横になれない苦痛で、今思うとこの時はノイローゼになっていたのかも。

脊髄腫瘍

2009-01-17 22:02:03 | Weblog
脊髄の腫瘍により腰痛が生じてたとは・・・。

ネットで調べたら、10万人に1~2人くらいの出現率らしい。

前医でもMRI撮っていたのに、それでもわからなかったのかな???

日頃から心がけてはいるが、やっぱり、自分も一医療人として常に勉強し続けていく必要があるなぁと身をもって実感。

手術は、背骨を削って一部をとりだし、脊髄を露出したうえで、硬膜を切開、腫瘍を摘出、その後背骨を元に戻し、チタンプレートとピンで固定するとのこと。

まさかチタンインプラントが自分の背中に入るとは・・・(^。^;)。

5軒目にしてやっと・・・。

2009-01-17 21:39:51 | Weblog
やっと行き着いたのは、比較的大きな整形外科の病院(とても感謝してます)。

レントゲン、MRIを撮ってみたところ・・・

担当医のKドクター「珍しい病気です。脊髄に腫瘍があります。」

脊髄腫瘍だった。MRIに径2センチほどの塊が見えた。

そして、いきなり「入院、手術が必要です。」と。

神経の集中する場所(しかも硬膜内)なので、帰りの車の中で痛みをこらえながら、手術のこと、今後のこと、いろんなことを考えた。

腫瘍の状況によっては半身不随?・・・かなり凹んだ。



ホントにヘルニア?

2009-01-17 21:21:41 | Weblog
ヘルニアの知人は横になると楽だと言う・・・。

ヘルニアの人が皆こんな痺れと痛みを耐えているのだったらスゴすぎると思った。


でも「やっぱりおかしい」と思い、藁をもつかむ思いで、また別の病院へ。

座るだけでびりびりくるが、車が上下に振動するとよりいっそう痺れがひどくなってくる。

そして、やっと病院についた。