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ドラマ「CRISIS/クライシス」最終話 ざっくり感想

2017-06-15 23:21:08 | テレビ番組
稲見の同僚であった自衛隊特殊部隊員の結城が、現閣僚を狙ったテロを計画していることが判明、特捜班は結城逮捕の任務を遂行すると共に、過去の爆発事件との関連を探る。
稲見は、いざという時には結城を射殺するよう命じられるが…。
というストーリーです。

最終話となり、予想はしていましたが、不穏な空気を残すラストでした。

結城に自分を重ね、未来に希望を見いだそうとする稲見でしたが、その希望も打ち砕かれ、国家に対し特捜班のメンバー各々が絶望を感じていることを伺わせる様子で、今後の行動が気になります。

小栗旬演じる稲見は、天使のような存在の恋人に精神的に救われれば、と期待していましたが、絶望の中に留まるようなラストで、苦いものでした。
結城に対する遠慮や負い目のような気持ちがあるのでしょうか。
 
ドラマの中で、国民の為ではなく国家の為、といった言い方がありましたが、もはや国家は民主国家ではない、権力者の国家ということでしょうか。
概ねテロを画策する側は権力に虐げられた人間で、国家権力に不都合な存在であり、逮捕、抹殺されるという構図でしたし。 

最初は、テロ犯罪に立ち向かう特別チームというストーリーながら、国際的テロ組織が脅威となっている昨今、国内の宗教団体や革命家風若者の事件という描写に一昔前の話のようなと思っていましたが、テロ事件そのものより国家権力の理不尽な構図を炙り出すストーリーだったのかと感じます。

現実でも丁度、国家の権力者が自己保身の為に恣意的に運用出来そうな法案を強行に通したり。
ドラマ内の総理大臣の名前も、この人とこの人を足したのかな、という感じでしたし。
クライシスという題名は、現実の国家権力への危機感を示してるのか?、というようにも感じてしまいました。
国家の中枢がクズということが国家の危機、というような台詞もありましたし。

最後は何かしら希望が欲しいと思っていましたが、現実の情勢を反映したように、暗過ぎるものでした。
やはり続編などで救いが欲しいものです。

ドラマ全体としては、ストーリー的にも興味深いのに加え、やはりアクション描写が素晴らしく、面白かったです。
小栗旬や西島秀俊のキャラクターごとの個性的な格闘アクションはさすがの迫力でした。
また、小栗旬の不安定な内面性を醸し出す演技も、印象的でした。
抑えたトーンの画面や台詞も良かったと思います。
見応えのある面白いドラマでした。
 
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