ありふれた一頁

映画、ドラマ、漫画、その他

映画「映画 山田孝之3D」 ざっくり感想

2017-06-23 17:27:18 | 映画
テレビ東京で放送していた「山田孝之のカンヌ映画祭」がとても面白かったもので、その流れで製作した映画ということで観に行きました。 

一応、ネタばれというか、あります。

というか、基本的に最初から最後まで山田孝之が山下監督の質問に答えるというドキュメンタリー的なもので、3D映像で手前に山田孝之、奥に質問に関するイメージが映し出されているといった画面でした。

個人的には、3D映画を観ることが初めてでしたので、そういう点では楽しめました。

山田孝之の話と脈絡が無いような有るような背景の映像や、左翼ボクサー漫画の実写化など、面白く笑いました。
山田孝之の演技論的な話も成る程と思いました。 

しかし、後半の幼少期や家族のエピソードの辺りになると、長いと感じてしまいました。
「山田孝之のカンヌ映画祭」は面白いと思っていましたが、元々、山田孝之のファンという訳でもないからでしょうか。

最後は、ドキュメンタリーのようだったのが、全てフェイクだったということでよいのでしょうか。
確かに、「山田孝之のカンヌ映画祭」はフェイクドキュメンタリーだったと捉えていますが、そこでのエキセントリックな山田孝之というキャラクターとして語っていたようにも感じます。
ファンという訳ではないですし、本人が実際どういう人物かは分かりませんが。

本当にフェイクならば、ドキュメンタリーでの自分語りの真実性を揶揄しているようで、面白い作品だと思います。
とは言え、フェイクと思わせる部分もフェイクかも、山田孝之は本当のことを語っていたのかも、とも考えられますが。
どちらにせよ、後半辺りは長いと感じてしまい、少し辛かったですが。

この作品を観て、自分が子供の頃、テレビのドキュメンタリー番組などで話をする人は、こんなテレビカメラの前で正直に本当のことを話しているのだろうか?、自分に良いようにとか大袈裟にとか色々取り繕って話してしまうのではないのだろうか?、と考えていたことを思い出しました。
昔から、ドキュメンタリーに懐疑的だったものでした。

大人になってからは、被写体が真実を語っているかどうかはともかく、製作者が恣意的な編集や演出を行う場合もあり、ドキュメンタリーが真実とは言い切れない、ということも知りましたが。
 
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ドラマ「CRISIS/クライシス」最終話 ざっくり感想

2017-06-15 23:21:08 | テレビ番組
稲見の同僚であった自衛隊特殊部隊員の結城が、現閣僚を狙ったテロを計画していることが判明、特捜班は結城逮捕の任務を遂行すると共に、過去の爆発事件との関連を探る。
稲見は、いざという時には結城を射殺するよう命じられるが…。
というストーリーです。

最終話となり、予想はしていましたが、不穏な空気を残すラストでした。

結城に自分を重ね、未来に希望を見いだそうとする稲見でしたが、その希望も打ち砕かれ、国家に対し特捜班のメンバー各々が絶望を感じていることを伺わせる様子で、今後の行動が気になります。

小栗旬演じる稲見は、天使のような存在の恋人に精神的に救われれば、と期待していましたが、絶望の中に留まるようなラストで、苦いものでした。
結城に対する遠慮や負い目のような気持ちがあるのでしょうか。
 
ドラマの中で、国民の為ではなく国家の為、といった言い方がありましたが、もはや国家は民主国家ではない、権力者の国家ということでしょうか。
概ねテロを画策する側は権力に虐げられた人間で、国家権力に不都合な存在であり、逮捕、抹殺されるという構図でしたし。 

最初は、テロ犯罪に立ち向かう特別チームというストーリーながら、国際的テロ組織が脅威となっている昨今、国内の宗教団体や革命家風若者の事件という描写に一昔前の話のようなと思っていましたが、テロ事件そのものより国家権力の理不尽な構図を炙り出すストーリーだったのかと感じます。

現実でも丁度、国家の権力者が自己保身の為に恣意的に運用出来そうな法案を強行に通したり。
ドラマ内の総理大臣の名前も、この人とこの人を足したのかな、という感じでしたし。
クライシスという題名は、現実の国家権力への危機感を示してるのか?、というようにも感じてしまいました。
国家の中枢がクズということが国家の危機、というような台詞もありましたし。

最後は何かしら希望が欲しいと思っていましたが、現実の情勢を反映したように、暗過ぎるものでした。
やはり続編などで救いが欲しいものです。

ドラマ全体としては、ストーリー的にも興味深いのに加え、やはりアクション描写が素晴らしく、面白かったです。
小栗旬や西島秀俊のキャラクターごとの個性的な格闘アクションはさすがの迫力でした。
また、小栗旬の不安定な内面性を醸し出す演技も、印象的でした。
抑えたトーンの画面や台詞も良かったと思います。
見応えのある面白いドラマでした。
 
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ドラマ「警視庁捜査一課9係」シーズン12 第8話、最終話

2017-06-09 23:33:33 | テレビ番組
「警視庁捜査一課9係」シーズン12も最終回となりました。

一話前の第8話は、9係メンバーが爆弾事件に巻き込まれるというエピソードでしたが、冒頭から、井ノ原が犯人の指示で公衆電話に向かい夜の街を疾走しているという場面で、最後まで緊迫感があり面白かったです。

事件を始まりから描かず、唐突に謎の緊迫した場面から始めるというのも、シリーズもので登場人物達のキャラクターがしっかりしているから出来るアクロバティックな構成ではと思います。
事件の始まりの状況は台詞で触れられるだけで、とにかく井ノ原が疾走する間に他のメンバーが手掛かりを掴んで行くという流れで、テンポが良すぎます。

それにしても、たまに、2時間枠に出来そうなストーリーなのにタイトに纏めている、という印象の話がありますが、これもそうでした。


最終話も、冒頭から、津田寛治が羽田美智子にビンタするという場面で、津田のリアクションには好感がモテました。

このエピソードでは、被害者遺族の加害者に対する憎しみの感情、消そう忘れようとしてもやはり心の奥底に残り続けるその感情に苦しめられる様が、辛くやるせなかったです。

丁度少し前にWOWOWで放送していたドラマ「ヒトヤノトゲ」での、受刑者の更正支援をする被害者遺族のエピソードを思い出してしまいました。

と、そう言えば、今回の事件被害者の男と、「ヒトヤノトゲ」のそのエピソードに出ていた受刑者の男とを、同じ俳優、稲荷卓央が演じていました。
どちらも暴力的な男ながら、真逆の立場でキーとなる役どころですが、すごい偶然とか思ってしまいました。

最後の警視総監とのやり取りは、今後も5人でやっていけそう、5人でシリーズを続けていく、と示唆していると捉えて良いのでしょうか。
やはり5人のキャラクターの掛け合いは面白いので、シリーズは続けて欲しいと思います。
 
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ドラマ「CRISIS/クライシス」8話 ざっくり感想

2017-06-01 20:07:13 | テレビ番組
新興宗教団体内の情報提供者・林から田丸に接触があり、テロ計画の情報と引き換えに、教団からの脱出保護を求められる。
過去に林を情報提供者に勧誘した田丸は、林の妻に想いを寄せていたが…。
というストーリーです。

今回は、西島秀俊演じる田丸と、石田ゆり子演じる林の妻を軸にしたエピソードでした。

これまでもただならぬ雰囲気を漂わせていた二人ですが、やはりどうなるのかと気になっていたものです。
予想外の石田のしたたかで残酷な行動に、それを責めることはせず信念に従う西島、微妙な距離感に複雑な心境と、二人の関係性の描写は面白かったです。

ちなみに、眞島秀和演じる林のことは、潜入捜査をしている警察官だと思っていたのですが、今回で、田丸が内通者としてスカウトした信者だったと分かりました。

また、監禁された林を奪還するため教団に突入する場面の、チーム全員でのアクション描写も、とても面白かったです。
林を助け出すまで、立ちふさがる多数の信者達を倒しながら建物内を進んで行く様子を、ワンカットで撮っているようで、その緊迫感や迫力は素晴らしく、とても見応えがありました。

テレビドラマでここまでのものを観れるとは。
一話目から一貫して、アクション描写へのこだわりを感じ、好感が持てます。
小栗旬は肘や膝を使った打撃が多く、リアルに痛そうで良いなあと思っていましたが。

ドラマも最終章に入るようですが、次回も楽しみにしています。
 

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SF美少女アニメ?映画「BLAME!」感想

2017-05-28 09:48:01 | アニメ・コミック・ゲーム
一応、ややネタばれがあります。

都市が増殖する未来の世界、都市機構のシステムにアクセス出来なくなった人類は不法居住者として駆除の対象となり、人間を襲うセーフガードと闘いながら、監視の目を逃れひっそりと暮らしている。
ある村の少女・づるは、仲間達と食糧を探索している最中セーフガードに襲われたところを、強力な武器を持つ謎の男・霧亥に救われるが…。
あらすじとしては、こういった感じでしょうか。 
 
原作漫画が好きなので、アニメ映画化を知り観に行きました。
原作は、独特の絵柄で台詞も最小限に抑制されており、淡々とした硬質な語り口にハードなアクションや大規模な破壊描写、という世界観が好きだったものです。

なので、映画の美少女やイケメンの絵柄はあまり好みではなく、美少女やイケメンの恋や絆を強調する感情的な描写は無駄なものと感じてしまいましたが。
原作ではそういう感情的な描写は、殊更強調せず、さり気なく示しているという印象でした。

一応、霧亥が主人公ですが、全体的なストーリーは基本的にづる目線で、づるが主人公のように感じましたが。
主人公の美少女・づるを救う謎のイケメン旅人・霧亥、という構図のような。

脚本としては、この世界観や設定を短い尺で理解させる為には説明台詞も必要だと思いますし、映画の尺で起承転結のストーリーを上手くまとめていたとは思います。

しかしやはり、づるや仲間達の関係性や感情面を説明する台詞や描写は、あんなに要らないのでは、と思うのですが。
無駄にアップのカットが多い気がしますし。
そういう描写をするなら、戦闘アクション描写を増やして欲しかったと思うのですが。
とは言え、やはり一般的には、美少女やイケメンの恋や絆や顔の描写が求められるのでしょうか。

霧亥やシボのキャラクターは、やはり今時の美男美女のビジュアルだなあと感じました。

霧亥の喋り方は、妙にゆっくり過ぎる気がしましたが。
淡々とボソボソと喋るというイメージではありましたが、あんなにゆっくりとは。

シボの喋り方は、イメージに合っていました。
個人的には原作の、ミイラ的状態のシボが肉体を再生出来る場所へ霧亥に運んでもらう場面の、ブラックユーモアっぽいやり取りがかなり好きなのですが。
「体がいっぱいあるよー」という可笑しなテンションのシボの台詞、さすがにアニメでは無く、残念でした。

階層都市の描写やアクションシーンは、見応えがあり楽しめました。
電基漁師やセーフガードのスピード感ある動きも良いとは思いますが、霧亥の肉弾格闘描写や重力子放射線射出装置での壮大な破壊描写がやはり面白いです。
クライマックスの、集落に侵入したサナカンと霧亥の戦闘描写や大規模破壊描写は、圧巻でした。

あと、アニメーションの技術的な所と言いますか、この作品のCGアニメの動きは、個人的には不自然感を覚えますが。
見慣れていない為でしょうか。

綺麗で動きもなめらかでクオリティが高いとは思いますが、動きがなめらか過ぎると言いますか。
アクションシーンはテンポ良くスピーディーなので特に違和感はありませんが、日常的な動きが気になります。
普通に歩く、物を手に取る、というような動きが、一から十まで均等になめらかで、不自然にゆっくりに感じるのかと。

例えば、歩く動作というのは、足を出して地を踏んで反対の足を出して、というものですが、足を踏み出す時の速さ、地を踏む時の速さなど、一連の動作の中でも速さが変わると思うのですが、全てなめらかに均等に描かれているような、それで不自然さを感じるのかと勝手に考えていますが。

ただの気のせいでしょうか。
それとも、重い装備を身に付けているので敢えてゆっくり歩く描写にしている、とかでしょうか。
髪の毛もなめらかに揺れ過ぎているように感じますが。
サナカン襲撃の際、人々が怒鳴り声をあげる場面も、声は怒鳴っているけど、口は怒鳴るという程大きくないような、合っていない気がしましたが。
そういう細かい所は気にせず観るべきでしょうか。

同じポリゴン ・ピクチュアズ製作のアニメ「シドニアの騎士」「山賊の娘ローニャ」を見た時も、なんとなく違和感を感じたものです。
そこからクオリティは上がっているとは思いますが、クオリティというか好みの問題でしょうか。

なので、アニメの動きなどの映像的には好みでないのでは、予告編を見ると絵柄的にも好みでないのでは、と考えつつも、映画情報サイトの評価は高いみたいだし、アクション描写や音響効果は期待できそうだし、ということで観に行きました。
そういう意味では、期待通りと言うか予想通りではありましたが。

あくまで原作好き目線の感想です。
とりあえず、都市描写やアクション描写はとても良く面白かったです。
 
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