柊じいさんの、ぼ・や・き・

年寄りが日向で居眠りしながら、色々と、昔のこと、これからのことなどなど、ぼやきます。

神々は人間の頭がつくりあげた創造物、という話

2017-06-13 15:10:43 | なあ、せんせ。

 今日は雨───。
 先日、梅雨入りしたと思われる、という宣言?が発表されたが、雨らしいものは落ちてこなかった。
 気象の話はいろいろある。
 「昼おび」で、恵に「それにしても降りませんねえ」と突っ込まれて、気象予報士の森さんが、時々困っている。
 それを見るのが面白くて(おれもいやなやつだ)、ときどき見ている。
 「予報士はつらいよ」だね、森さん。
 さて、それはさておき・・・・・。

 「愚行の世界史」(バーバラ・W・タックマン著・朝日新聞社刊1987年)を、読み返している。
 トランプがアメリカの大統領になってから、世の中に気になることが多くなったね。
 

 人間は、昔からバカなことを続けてきた。
 とくに政治の世界では健著だ。
 だから、なあ、せんせ。「政治は18世紀」なんてセリフが、数十年前から、言われているんだね。
 今だって、進歩はしているんだろか。
 核戦争を止めよう、核兵器の使用を禁止しようという話し合いが始まろうとしているが、それに核兵器の保有国や、傘に入れてもらっている国は、参加を見合わせているという。
 この会議の議長をしているのは、コスタリカの代表だ。
 「あなたの知らない世界地図」(ナツメ社・辻原康夫著・2006年)によれば、コスタリカは非武装中立宣言をしている。軍隊は持っていない、数少ない国だそうだ。
 いろいろと意見はあるようだが、議長さんは、いかにして同調しない国をテーブルに着かせるかで、初めから苦労されているだろう。
 話が変なところに飛んじゃったが、じいさんは、こういうバカなことを人間が繰り返しやってきたことを、古い歴史から学んでみようと、バーバラ女史の大著を読み返しているんだ。

 そこで、表題に戻る。
 あれは、まだ春浅い頃だった。
 年中暇ありのじいさんが、洞窟の前でぼやーっとしていると、妙齢の、いや昔妙齢だった二人連れが、坂道を上がってきた。
 最近、時々、訪ねてくる、某宗教団体のアレだなと思いながら立っていた。
 「神が・・・・」と話し出したので、「悪いな、俺は興味がない」と答えたら、「どうして?」と訊くので、
 おれは、「だって、神様なんて、人間がつくったもんじゃあないか」と言ったので、キョトンとしていたな、その人。
 
 その話がバーバラ女史の本に出て来るのだ。
 おれが、昔妙齢の人にほざいた話は、これを踏まえたわけじゃあない。
 そんな思いが昔からあっただけだ。
 まず、バーバラ女史の「説」を引用するよ(大社淑子訳)。トロイの木馬の章に出てくる。
「・・・神々は、人間の頭が作り上げた概念だということを忘れてはいけない。神々は人間の創造物であって、その逆ではない。地上の生という謎に目的と意味とを与え、自然のふしぎで不規則な現象や、偶然の出来事、とりわけ不合理な人間の行動を説明するために、神々が必要だったので作り出されたのである。神々が存在するのは、超自然的な介在物か工夫がなければ理解できない森羅万象の重荷を担うためである」

 都合の良いとこだけ引用したことになるかも知れない。
 神話の世界を見ると、いろいろな神がいるが、どの神も、やたらと人間くさいじゃあないか。
 なあ、せんせ。そう思わないか。
 非の打ち所のない孤高の存在として、尊崇の対象となるはずが、どこか人間くさいねえ。
 これは日本の神話だって、似たようなところがあるじゃないか。
 因幡の白ウサギも、そうだよな。
 ある神を尊崇の対象として位置づけるために、そこに登場してくる「他の神」が、お下劣に描かれたりする。
 対比して、「わが神」を浮かび上がらせる手法だよ。
 
 じいさんは、神様の姿に注目してみた。
 人間なんか存在しない「時代」に、すでに神は存在していた。
 もちろん、ずっと後になって、「絵」は描かれたのだが、その姿は、その時代の人間がモデルだ。衣服や道具も、その時代に存在したものを参考にしたはずだ。
 なにもない時代だからといって、神様が素裸で描かれたりはしない。
 しかし、衣服や道具をつくるまでに人間は長い間研鑽を積まなければならなかった。
 様々な理解しがたいことが多かったはずだし、人と人との関係・社会問題も難しい。
 そこで、超常現象を説明したり、人としてあるべき姿を納得するために、誰かが神という存在を作り上げてきたんじゃあないいかと、昔から思っていたことがある。
 だから、お姿も、その時、考え得るかぎり最高のもので飾り立てられた。
 宝飾品なんかも原始には存在しなかったのに・・・。
 
 誰が「神」をつくったのか。
 それは、組織を導く立場にある「長(おさ)」だったんじゃあないかな。
 崇高な存在としての「神が言っておられる」 ということで、納得させようとしたのか。
 集団のなかで、霊感があり、神に祈るという呪術を専門にする者が、やがて「長」になっていった。
 「神の意志」は、無辜の民を平伏させる効果があった。
 権威を表すには、「神の声」「神の意志」が聞こえる特殊な才能が必要だったのか。

 神は、支配の道具だったか。
 バーバラ女史は、それを「人間がつくった」と言っているのか。
 改めて、「へ~ぇ」と思ったよ。

 

 

 

 

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