柊じいさんの、ぼ・や・き・

年寄りが日向で居眠りしながら、色々と、昔のこと、これからのことなどなど、ぼやきます。

やはり18世紀を引きずっていた・・kai

2017-02-13 18:32:25 | なあ、せんせ。

 なあ、せんせ。もう旧聞も旧聞になる話だが・・・

 この間のセンキョで当選したばかりの参議院議員の小林さんが、出納責任者の選挙違反容疑で、次第によっては議席を失うかも知れない。
 連日ニュースは飛び交っているが、地元だけに大いに気になる。

 大昔は、じいさんも選挙に関心はなかった(二本棒垂らしたガキだったからな)。
 その子供心に覚えているのは、センキョというと、「酒」だった。
 村会議員センキョ(その頃は本当にまだ村だった。その後の町村合併で「市」になった)で、家の近くに選挙事務所が設けられたことがある。その事務所に、酒瓶が山と運び込まれるのを見ていた。
 みんなが檄代わりに、二本下げてくるからだ。
 それをお目当てに、その期間は酔っ払いが増えたものだ。
 そんなことが普通だった。
 
 今では、絶対に許されない。
 でも、そんな昔を引きずっている人がいた。
 もっとも、これは10数年目の話だが、「なんだい、この事務所は酒もねえのか」と捨て台詞を残して、事務所から出て行く誰かさんの背中をみた記憶がある。
 もちろん事務所に酒は置いてない。
 今でも「檄の酒」が持ち込まれるが、それは、あとで、酒屋にカムバックだ。
 夜更けにこっそり呑みながら、明日の対策を相談し合うなんてこともしない。
 選挙事務所は、ず~っと禁断のままである。
 
 時には、「自分で金を払っているんだから、それを呑んだっていいじゃあないか」と、ビール缶をぶら下げてくるツワモノもあった。
 そういう人を説得するのに苦労したよ。
 「何か言われたら、”あいつらは勝手にやっているんだ”と言えば良いというかも知れないが、それが証明できないじゃあないか。
 あの事務所は有権者に酒を出しているようだ。酔ってる人が事務所近くにいた、と疑惑の目で見られて、通報されるんだ。
 その時、警察に呼ばれるのは、あなた(酒を飲んでいる人)ではないんだよ。事務所の責任者が、責任を取らなくてはならないンだ。
 なかには現役で働いている人もいる。
 書類送検でもされたら、会社をクビになる。退職金も出ない。
 そんな風に追い込んでしまうんだよ。若い人に、そういう苦労をさせたくないんだ。
 分かっていただけたら、早々にお引き取りをお願いしますよ」
 おれも、ほろ酔い気分の人に、そんな白けたことを言えるようになってしまったよ。

 それにしても、センキョの感覚は18世紀だねえ。
 「候補者」を、みんなで担いで、手弁当(無報酬)で当選させなければならない。
 それでなくては、公明選挙にならない。
 そういう考え方をベースにしているから、やたらと規制が厳しい。
 有名料亭で高級料理をふんだんに食わせて、「〇〇をよろしく」なんてのが「供応」だろうが、事務所で運動員に出す昼飯の中味までピリピリ神経を使わなくてはならなかったよ。
 「Aさんのところでは、昨日カツ丼が出たそうだ」
 「Bさんは毎日豚汁だそうだ」という情報も入ってくる。
 「それではウチでも・・・」と、ひそかなる計画も考えたりする動きを押さえると、逃げていく人もいるそうで、コントロールするのに苦労した。
 
 「指針」では、本当に粗末なものしか提供が出来なくなっている。
 おにぎりとお新香程度で、暑さの山道を歩き回っている運動員のケツを叩かなくてはならないのだ。
 ところが、そのメシも報酬も受け取れるのは事務員だけで、期間も公示後の選挙期間だけ。人数も制限されるという窮屈な制度だ。
 運動員は無報酬。
 候補者に惚れ込んでいるんだから、お礼入らないだろう。それが当然だという思想で法律が整備された。
 この前提が、古色蒼然としているよ。
 そんな候補者と運動員の関係が、どの候補者にも、どこの選挙区でもくまなく出来ているというのだろうか。
 もっとビジネスライクに、しかも過度にならないような線を引き直した方が良いんじゃないかな。
 バイトを雇ったりするのも普通じゃないの。
 窮屈にし、厳しいコントロールをすることで、本当に「センキョの公正」がうまれるのだろうか。それは疑問だ。

 年賀状もダメ、香典もダメ、祭りのご祝儀もダメ・・・
 今まで、それで不公正が生じたのかねえ。
 あの規制。
 裏で何でも出来るエライ人が、経費をけちるためにルールを曲げちゃったんじゃあないの。
 
 センキョは、思い立った個人が立候補することを前提にルールを考えるべきだ。
 「燃える候補者」の心を伝えるために、粉骨砕身働こうという人のために、戸別訪問でも文書活動でも、もっと自由があるべきだとはおもわないかなあ。
 なあ、せんせ。
 「公平」を旨としてはいるが、「政党」に宣伝カーは、時間に関係なく走り回り、候補者の名をあげて指示を呼びかけているじゃあないか。
 無所属の候補者と比べれば「不公平」だよ。
 大物が「公平」を逆手にとって、個人では何も出来ないようにして、燃える泡沫候補を蹴落としてしまおうとしているように見えるんだがなあ。

 さて、冒頭の選挙違反の決着はついていない。
 有罪になるかも知れない。有罪になったら、せっかく当選させた議員は議席を失うことになる。これが、連座制だ。
 そういう厳しい制裁が科せられるんだから、違反をしないで、粛々とセンキョをやろうという決まりだ。
 そうなると、いずれにしても辞めることになるんだから、小林さんは今のうちに辞職したほうがいいという(誰が言ってるんだろうか)。

 どこかの無責任な記者の勝手な憶測なのかもしれないが、本当におかしな理由がつけられていた。
 選挙後3ヶ月以内に欠員が生じたら、次点が繰り上げ当選になる。3ヶ月を過ぎたら補欠選挙になる。これがルールだ。
 自民党は大敗後で、再選挙になったタマがいない。
 選挙では不利だから、今のうちに小林さんに辞任させて、次点の公明党の松さんを繰り上げ当選させた方が、全てにおいて、良いじゃんという動きがあるというのだ。
 
 次点が、公明党ではなく、共産党だったら・・・・(話にもならんだろうね)。
 おいおい、おれたちは小林さんに投票したんだぜ。有罪になるかも知れないが、そう決まったわけじゃあない。
 小林さんには、おれたちの暑い支持を受け止めて、息の絶えるまで働いて欲しいんだよ。
 それが、投票した者の心理だよ。
 自民党本部が、公明党に貸しをつくるのか、返すのか。そんな程度の話だ。
 いままで頑張ってきた、組織や小林さんの人格を無視する、最低の話だ。

 公選法を机の上で拡げて、選挙結果を上っ面だけ舐めて、本当の政治はどうあるべきかなんて話は、明後日の方にぶん投げて、勝手なことを言うもんだね。
 だから、政治屋の世界は18世紀だと言われるんだよ。
 補欠選挙になった、必死で候補者を探せば良い。また負けるかも知れないが、そういう真剣さも必要なんだ。
 政治は、選挙民が選択するんだぜ。

 なあ、せんせ。思わないか。2007.8.8/この日は暑かったようだ。

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