柊  萠山じいさんの、ぼ・や・き・

年寄りが日向で居眠りしながら、色々と、昔のこと、これからのことなどなど、ぼやきます。

「天気予報」のことば改訂 10.12/

2016-10-12 18:27:32 | 折にふれて思ったこと

 (2013.1.15)初稿
 冷たい冬の雨が降っている。
 午後からは北風が吹いて気温が下がり、雪になるかもしれないという。
 ファンヒーターをつけっぱなしにして、LPのホリガーのオーボエを聴いている。
 優雅になったものだ。
 
 雨にも、様々な表情があり、それぞれに趣のある「名前」がつけられている。*
 「天気予報」は重要な情報だ。と言っても、傘を持っていくかどうかという程度の関心に過ぎないのだが、「予報」を見たり聞いたりしていて、「分からない言葉だなあ」と思うことが、いくつかある。

 「降水確率」
 あのパーセンテージが、よく理解できない。
 100%は「雨が確実に降ります」ということだ。
 0%なら、「雨は降りそうにありません。ご安心ください」というのだから、「ありがとうございます」。
 それでいい、これは分かる。

 ところが、それ以外の%が、???なのだ。
 ある日、出かける前に、ネクタイを結びながらテレビの天気予報を見ていた。
 朝から土砂降りの雨が、屋根を叩いている。
 (この雨、いつ止むんだろう)
 したり顔で、「予報士のお姉さん」が、説明している画面に「東京 80%」と出ている。
 (え! この雨、今、東京では降っていないのか。スタジオの窓を叩いていないのかい)
 今降っているんだから、100%じゃあないのか。
 この%は1㎜以上の雨が降る確率だというが、どの程度が1㎜かも分からない。
 1時間あたりなのか、積算なのか、それも頭に入っていない。
 ひどい土砂降りが予測されるなら、「1時間あたり10㎜の確率が**%」と段階も含めて欲しいな。
 それとも、多摩などでは降っていないのか。
 昼前にはあがってしまうから、時間と地域を平均すると80%と言うことか・・・
 
 数値が微妙に違うことも??だ。根拠が示されるわけではない。
 ほとんどの地域が0%だと、20%の地域が強調された「ニュース」になる。
 そりゃあ、大変なことだ、と構えたりはしないがね。
 雨の心配をしなければならないのは、何%を目安にすればいいのか。
 「所により、雨」というのも逃げているみたいだ。
 「丹沢などの山間では・・」とか、「海岸の近くでは・・」というような、具体的な説明は無理かなあ。
 <追伸:携帯すべき傘の種類までご丁寧にアナウンスしなくても良さそうだ。サラリーマンなら置き傘もあるだろう。そういえば、予報が外れて、大きな長柄の傘を面倒くさそうに持って帰途についた人を見かけたなあ、昔2016.10.9)

 「え? 永田町に波浪注意報!?」 
「天気予報」は、都県単位に出される。さらに細かく東西南北に分けられることもある。
 これもわからない。
 天気予報の地域分けの意味は何だろう。
びっしりと高層ビルのひしめき合う都会と、自然のあふれる田舎では、気象も違う。
 山がある、海が近い。
 それぞれ気象に及ぼす要因も様々であろう。
 単に東西南北というような幾何学的に分割すれば良いのだろうか。行政単位で区分けされているように思えるが・・・。
 画面で関東甲信越の地図が出てくる。
 神奈川と東京を合わせても、千葉県よりも狭そうだ。長野は関東全域の半分ありそうだ。それでもマークが一つのこともある。
 あんなに広いところが、同じ天気なんだろうか。
 おれは厚木に住んでいる。神奈川の真ん中あたりだ。丹沢山の東端が、家の背後に迫っている。相模灘からは10㎞は離れている。相模川が神奈川を東西に分けているから、地域としては「神奈川県西部」になる。
 数㎞東に行くと、そこは「神奈川県東部」。予報が東西で違うときは、半分ずつ聞いておかないといけないのかな。

 さて、風が強くなってきた。北側の窓が鳴っている。
 こういう時に「波浪注意報」が出る。「東京23区」にも出る。
 それで、「え?」と思うのだ。
 東京は、日本の中心だ。面積は少なくても、政治経済の中枢が集まっている。
 なかでも「東京23区」は、特に大事にされる。
 東京湾に面しているところもある。
 東京湾に大波が立つと危険だから注意報が出るのだけれで、「国会議事堂のある永田町まで波しぶきがかかって危険」というわけではないのだろうが、「23区」という丸めた言い方ななんで、そんな変なことを思ってしまったよ。
 (もっとも、あの辺には、いつも別の波が逆巻いているけれども・・・)。
 おれのいる「神奈川県西部」にも「波浪警報」が出たとき、「丹沢山にも防波堤を築くようだな」と言ったら、飲み屋で笑われたよ。
 あれは海に基準がある。
 「東京23区」とは、東京都沿岸。神奈川県西部は「相模湾西部」と理解すべきなんだ。
(最近は、そんな言い方に修正されているようだ)<追伸:変わってはいないよ。2016.10.9)

 「中心はどこ? いつまで? どこまで?」
 もう一つ、分からないwordがある。
 これも頻繁に出てくる。「朝を中心に雨でしょう」「***東部を中心に・・・」というのは、業界用語かなあ。
 「中心に・・」は、地域と時間の両方で使われている。
 周辺があるはずだが、どこまでの範囲かは明らかにされないし、凡愚には読み取れない。
 「朝夕を中心に雨」とは、昼間は大丈夫ということなのか。
 おれは、この「中心に」という語を抜いても、天気予報は十分出来ると思いながら聞いているが・・・。
(良く分からねえなら、携帯用の傘を持っていろ。置き傘もあるだろう。うるせえ,おっさんだぜ。空を見ろ、山を見ろ、雲を追え、風を見ろ)
 誰かがいらついている。
 やれやれ、おれの頭に「濃霧注意報」を出した方が良さそうだ。1998.5.21初稿

 *倉嶋 厚監修「雨のことば事典」(講談社)や、「雨の名前」(高橋順子・小学館)が面白いよ。

 「50年に一度の・・・」
 最近、天候が変だ。予報士さんも、いろいろ言われているのだろうが、このところ定義の説明なしで、どんどん新しい言葉出てくる。
 いわく、「50年に一度の雨・・・」と言うような言葉だ。「今まで経験したことのないような風が・・・」という言い方もあるようだ。
 東日本震災もあった。
 茨城で堤防が決壊したのは、去年だったか。
 あれも、これもある。
 データが蓄積されているから、「観測史上、初めての・・・」という言葉も聞くね。
 50年に一度あるかどうかという「頻度」が問題なんだろうか。雨の降り方なのか。
 これからしばらくは、これ以上の雨が降ることはないのか。天候は、時間を計ったように動くものではない。
 温暖化の仕組みについては、ちょっと引いて観てしまうが、これからは同じような災害がある可能性もあるんだから、「50年うんぬん」の言い方は、びっくりさせるだけで、あまり適切な表現ではないように思うな。2016.10.12/


 

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