goo

ATオーバーホール(4)バルブボディー&組上げ編


【88,900km+96,690km=185,590km】
デルオート滞在期間:11月2日~16日

<バルブボディーのオーバーホール>


自動でギアを入れ替えるAT心臓部という感じのパーツです。
(DSGだとメカトロニクスにあたります)
電気信号をバルブに変換し、油圧でギアを変えます。
この部分のトラブルは結構多く、また大変精密な為、
「髪の毛一本混入しただけで壊れる」
という話が出るほどです。



これが分解したバルブボディー一式。
ボディー本体に、間に入るプレート、ガスケット、
ラバーボール、スプリング、バルブ、ソレノイドバルブ
といった部品で構成されています。
これらの部品がオイルの流れを変えたりして、油圧を保ち
自動でギアを変えていきます。



本体はアリの巣のような迷路になっています。



洗浄後の本体とプレート。冷却効果の大きいアルミ製です。



壊れやすいスプリングやソレノイドバルブ。
専用のケースに入れて、一つ一つトラブルシューティング
していきます。
一つでも不具合が起きると、ATはマトモに動かなくなってしまいます。
修理工場によっては、対策部品と交換したり、特殊な方法でトラブルが
出ないように工夫をしているようです。
もちろんデルオートさんは、ZF社の指示の元、
工夫を凝らしているそうです。



洗浄や点検の終わった全部品。



組上げた後に撮影。

<AT全体の組上げ>


全てのオーバーホールが終了した部品類。



専用SSTをい使い、AT本体を固定して、ギアなどを組上げて行きます。



汚れの無いAT本体。このまま眺めていたいなぁ。



完成です。しかしこれだけでは終わりません。



遠方から送られて来たミッション単体の場合、
こちらのマシンに組み込んで実際に回し、試運転させます。



世田谷工場にあるものはトヨタのエンジンを換装した
アメリカ製(ウエストバージニア製?)の専用機材を
使うそうです。



厚木工場では、電動マシンを使うとか。



数々のアタッチメント。





最近はほとんどコンピューターでのコントロールが多いので
こういったテスターを使いコントロールするのだとか。



わがカラヴェルの場合は、実車が1階にありますので、
上記機材は使いませんでしたが、随分勉強になりました。

<再搭載&テスト走行>


2階から降ろされたATは、ここで車体と再接続されます。
こういった作業の事を海外ではマレッジ(Marriage)と言います。
サブフレームを組み込む時も同じ用語が使われますね。



接続後は、コンピューターを繋いで調整します。
その後、実際に道路を50km程度走行して完成。



こうして、無事引き渡しになりました。
次は試乗を報告します。
つづく・・・。

<取材・撮影協力>
株式会社デルオート(世田谷工場)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-4-2
TEL 03-3707-2841 FAX 03-3707-2843
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ATオーバーホ... 2000GT レプリ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。