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ATオーバーホール(3)クラッチ・ギア編


【88,900km+96,620km=185,520km】
デルオート滞在期間:11月2日~16日

本当は毎日お伺いして自分の勉強の為にも分解作業を
見てみたかったのですが、流石に僕も忙しい時期でしたので、
無理を言って作業撮影をお願いしました。
以下、多くの画像はデルオートさんによって撮影した物を使っています。
デルオートの皆さんに感謝!

<車両よりAT取り外し>


車両前方下部から撮影。
黄色い矢印がAT本体です。



これはサブフレームを外した後、リア側から撮影。



画像が前後しますが、サブフレームを外し、
AT全体を取り外し易くします。
バルブボディーの修理だけならサブフレームを外しませんので
ここまでオオゴトになりません。



1階で外されたミッションは、専用のエレベーターで2階の作業室へ。



SST(メーカー純正専用工具)が何十にも整列している2階で
全てのオーバーホール作業が行われます。



分解前のカラヴェル用01Pオートマチックトランスミッション。



分解後の01P。



この机で不具合を見つけます。



4速AT(4速+リバース)のクラッチ部分。
多くの人がATにはクラッチが無いと思われていますが、
ちゃんと存在します。



ここでとんでもない事実が!
リバースギア用のクラッチの一部が剥離していたのだ。
(画像のaからbの間のクラッチが剥離している)
これではエンジンからの伝達も断続的になるはずです。
この原因を見抜いたのは所長のK氏。

「この車、ATFオイルクーラーが壊れてを交換していますよね。
その時にATFにもクーラントが入り、クラッチが吸ってしまい
最後は剥離したんです。良く動いていたと思います。普通なら
そのまま動かない所です」

こうゆう時に役立つのがこのブログ。
過去ログを見ると2013年7月30日「ATFクーラー交換」
掲載して居ました。
当時の距離を見ると160,462kmですから25,058kmを走行した
事になります。これは常識を超えているようです。
多分、ミッションコーティングをしていたので延命措置が
出来たのでしょう。
また、以前ATF交換をお願いしたユタカモータースさんが指摘
出来なかったのはATFクーラー交換直後に2度ほどATFを全交換
していたからからでしょう。

今回のトラブル、もし僕が修理代金をケチってバルブボディーの
修理だけしていたら再度修理することになり、一回では修理が
終わらなかった事でしょう。



トラブルシューティングが終わったパーツは、
各種用途に合わせた洗浄マシンで丁寧に汚れを落として行きます。



丁寧な洗浄作業の後・・・



最後は手作業でパーツを洗浄。
(※画像は古いジャガー)



こうして中身のギアからアウターケースまで完全洗浄。
部品ごとに仕分けします。



デファレンシャルの組上げ。











異常無し!



最後は、専用スケールで0.00まで調整し計測。
実はここがポイントなのです。
DSGでは0.000という話を聞いたことがあります。

次回は、バルブボディーのオーバーホールをお伝えします。
作業はつづく・・・。

<取材・撮影協力>
株式会社デルオート(世田谷工場)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-4-2
TEL 03-3707-2841 FAX 03-3707-2843
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