マラソンなかちゃん

マラソンのことを中心に、農業、環境、健康、パソコン、小旅行などを気ままに書いています。

1歩(坪)、1日、3合

2017-10-15 17:35:56 | 日記・エッセイ・コラム

太閤検地以前は、1反は360歩(坪)だったが、秀吉が検地の際に300歩(坪)に変えたらしい。理由は反収が向上したからという説や、年貢を多く取りたかったからという説があるらしいが、きっと両者の複合的要因に違いない。

ところで、秀吉以前は、収量と面積の関係がリンクしていて理解しやすかった。

つまり、1人が1日に食べる米の量は1歩(坪)の収量に等しい。1反360歩(坪)であれば、1年の日数365日とほぼ同じで、1反で1年間に食べる米がとれることになり、人口、面積、米の量がリンクする。

また1日3食で1食1合だとすれば、1年に1人が食べる量は、365日×3食×1合=1095合≒1000合=100升=10斗=1石となる。

昔の人は1食1合も食べたが、自分が大学時代は運動を欠かさなかったこともあり結構食べた。1食1.5合、ランナー2人で暮らしていたが、2人で1日9合も食べていた。今考えると信じられない。

参考だが、石、斗、升、合は、容量の単位で枡で量る。俵は重量の単位で秤で量る。米は粒の大きさなどにより、密度が一定とはならないが、概ね1石=2.5俵=150キロ。つまり1升約1.5キロということになる。

昔の人は、1年で1石(150キロ)を食べていたが、現在は平均で1俵(60キロ)以下となってしまった。

一方、収量は1反あたり、昔は1石(150キロ)だったものが、現在は約8.5俵(510キロ)。つまり、1反で賄える人の人数は、1人から8.5人へ増加している。

同じ農地面積なら、8.5倍の人口を賄えることになる。

ちなみに、西暦1600年の推定人口は1940万人、2015年は1億2709万4745人。約6.5倍の人口となった。したがって農地は6.5/8.5=76%で賄えることになるが、実際は増えている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1反、1石、1人 | トップ | 雨、雨、雨 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事