名塩御坊教行寺

西宮市の真宗寺院 教行寺のブログ

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2017年3月の寺だよりに掲載しました 兵隊やくざ

2017年03月21日 00時36分28秒 | 愚僧独言

「兵隊やくざ」という映画は、1965年に封切られた大映作品である。原作は、有馬頼義(ヨリヨシ)の「喜三郎一代」他数編。勝新太郎(大宮喜三郎)と田村高廣(有田)が主演した。
 舞台は、1943年のソ満国境に近い孫呉(ソンゴ)の関東軍部隊。大卒だが幹部候補生試験をわざと落第したインテリの有田は、部隊に配属されたやくざ上がりの大宮の教育係を命じられる。やがて二人は意気投合して、理不尽な暴力の横行する部隊の中で、知恵と腕力にものをいわせて大暴れ。最後は、南方へ兵を送る列車を乗っ取って、脱走するというお話である。
 戦時中、軍人に不愉快な目に遭わされた人、軍隊で暴力に泣いた元兵隊達が、大勢観に行ったのだろう。後にシリーズ化されている。そういう意味では、暴力的戦争娯楽映画であり、厭戦映画でもある。
 この映画のもう一つの見所は、ピー屋(慰安所の隠語)のシーンである。映画の制作当時は、まだ大道具小道具係をはじめとするスタッフにも、軍隊経験者が多くいたはずなので、慰安所の様子は、かなり実態に近いものだったと思われる。また、そうしなければ、観客も納得しなかっただろう。
 慰安婦問題で喧(カマビス)しい今日、この映画は、戦争を知らない私達に、慰安所の具体的イメージを与えてくれる。

 

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