アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

中川球童−1

2012-02-16 06:09:07 | 丹田禅(冥想法8)
◎バラモンお坊さんの中の白眉

勝本華蓮氏は、お寺生まれの僧侶をバラモンと呼んだがバラモンの中にちゃんとした人はいる。それが臨済禅の中川球童老師。彼の略歴らしきものが、『矛盾だらけの禅/ローレンス・シャインバーグ/清流出版に出ている。』

ローレンス・シャインバーグは、ニューヨークで活躍するユダヤ人(敬虔なユダヤ教徒の子供)で、今存命なら60代だろうか。中川球童老師は、三島龍澤寺から当時臨済宗で20名くらいしかいない老師の一人からニューヨークに派遣され、シャインバーグの師となったらしい。シャインバーグは、冥想に充てている時間はかなり長くそれなりに坐れているが、小悟もまだみたいな感じである。

さて中川球童老師は、1926年兵庫県市島の法楽寺に生まれ、父も叔父も祖父も僧侶だったが、彼が12歳の時に父が亡くなった。臨済宗本部は、なんと代わりの僧侶を送り込んできた。2年後に母も亡くなり、球童と姉は祖父母のもとに送られた。この辺で球童は充分に不条理を味わう。

球童は、高校を出ると18歳で海軍に入った。広島に原爆が落とされた時に、40キロ離れたところで露営しており、一緒に寝ていた戦友に起こされてキノコ雲を見たが、寝ぼけ眼でちらっとながめたあとまた寝てしまった。

既に数奇な前半生だが、やがて彼は、かの山本玄峰の侍者になる。
(続)





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ローレンス ニューヨーク 1926年 ユダヤ教徒
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