アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

奥義中の大奥義-2

2017-05-18 05:40:09 | クンダリーニ・ヨーガ
◎善と悪の統合


「大いなる神秘の鍵・エリファス・レヴィ」の奥義中の大奥義の続き。

『あらゆる死のなかでも最も迅速で恐ろしいものに身を委ねることである。

限度を超えて知ろうとする者に災いあれ。なんとなれば、過剰で無謀な知識は命を奪わずとも、正気を失わせるであろうから。

善悪の知恵の木の実を食することは、悪と善を結び付け、両者を同一化することである。それは、テユポンの仮面でオシリスの輝かしい顔を覆うことである。
イシスの聖なるヴェールを持ち上げ、聖域を汚すことである。
影なき太陽をあえて見ようとする無謀な者は盲となる。そのとき、この者にとり太陽は黒い。

筆者にはこれ以上言うことは禁じられている。この啓示の書を三つの五芒星の図を掲げることで締めくくろう。』
(大いなる神秘の鍵・エリファス・レヴィ/人文書院P296から引用)

※テユポン:ギリシア神話の怪物。

この文章に続いてタロットカードの構造についての説明があり、棍棒、杯、剣、貨幣の4元素と七惑星であるが、七惑星は三色で塗り分けることで21の大アルカナを構成すると言う(大アルカナは22枚)。

※大アルカナの『運命の輪』の怪物がテユポンだと説明する場合もある。(藤本緑のザ・タロットでは、最もポピュラーなRider-Wait版タロットの『運命の輪』で左側を落下している蛇みたいな怪物がテユポンだと説明)

さてここでは、まず『同時に神と悪魔になろうとすることは』危険であるとしているが、悪魔に実体がないという立場は採らない。そして神と悪魔を両方見ている自分があるという点で、見ている自分を残している。

その点では、徹底しているとはいいがたいし、この本自体あまりにも悪について言及が多すぎるという印象がある。

肉体を持って冥想修行する以上は、肉体を維持するために植物動物を食らうという悪業を積まねばならないという部分があるので、カルマ論的に厳密にいえば悪を完全に免れた人間はいない。だからといってこの本の説くように悪の部分にかかずらわって行く生き方は疑問なところがある。

そういうのを残して進んでいくと最後にはそこで叩き落されるのではないかと想像する。

またタロットについて大奥義で言及するなら愚者こそ言及すべきだったろうと思う。世界を越えなければいけないのだから。
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