アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

ノーベル賞に吹く風

2016-10-15 05:44:37 | 時代のおわり
◎反戦和平を説いても

19世紀に爆薬でもうけたノーベルの莫大な資産を元手にスウェーデン・ノルウェーが運営する賞が、ノーベル賞。受賞者は、個人では874人に上るが、国別で見ると、アメリカ351人、イギリス119人、ドイツ82人、フランス58人とこの4か国で610人と全体のほぼ7割を占めるので、誰のための賞かその傾向がわかる。

これは、人が人に与える賞である。

ノーベル賞は、自然科学を中心にした賞であり、人類科学の進歩のメルクマールを見ることができる権威ある賞である。

ところが、文学賞には、1953年にイギリス首相のウィンストン・チャーチルが自著『第二次世界大戦回顧録』を理由に文学賞を受賞したことで選考対象の定義をめぐる論争が起ったこともあり、今回反戦歌手ボブ・ディランが受賞したことは、それ以来の論争になるだろう。

1978年の平和賞は、キャンプ・デービッド合意によりエジプトとイスラエルの間に和平をもたらしたことが評価されてエジプトのアンワル・サダト大統領とイスラエル首相のメナヘム・ベギン首相に贈られた。

こうした中東周辺国とイスラエルの平和を評価するノーベル賞の流れがある中、2009年イスラエル最高の文学賞、エルサレム賞が15日、作家の村上春樹さん(60)に贈られた。

ところがエルサレムで開かれた授賞式の記念講演で、村上さんはイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に触れ、人間を「高い壁に挟まれ、壁にぶつかって壊れる卵」に例えたうえで「私は卵の側に立つ」と述べ、イスラエルの軍事力に訴えるやり方を批判したという。

イスラエルも当惑したことだろうが、アメリカにおいて、政治、外交、マスコミ、経済においてイスラエルの影響力が強いことは夙に知られたことであり、ノーベル賞に微妙に影響しているかもしれない。
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