アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

アルキドクセン

2017-05-14 05:24:28 | 錬金術
◎4つの秘薬

アルキドクセンとは、パラケルススの4秘薬の解説書。その4秘薬=4アルカナとは、

1.第一物質プリマ・マテリア
2.賢者の石
3.生命の水銀
4.ティンクトゥラ

この4秘薬を用いて人はどうやって悟りに至るかということになる。

1.第一物質プリママテリア
これは肉体のことである。微細身だけでは人が覚醒するのは時間がかかって仕方がないと言われるので、肉体こそ万人が共通に与えられたスタート地点である。

2.賢者の石
卑金属を黄金に変える話が西洋錬金術には多数出てくるが、その中で、溶融した鉛や銀などに加えられる賢者の石は、菜種の半分程度の大きさなど、極めて微量である。このことは、現実あるいは物質レベルに影響する程度については極くわずかだが、物事全体を真善美なる方向に根本的画期的に変成せしめることを示す。

これでは、賢者の石とは、冥想以外に考えられないと思う。

3.生命の水銀
パラケルススは、水銀の中のあらゆる不潔なものを取り除いて水銀の精髄を抽出せよ、それをアンチモンとともに昇華させ、この二つを蒸発させて結合し、最後に大理石の上で溶解させ凝固させると生命の水銀ができると説明する。

生命の水銀とは、その形象から、白銀あるいは黄金のクンダリーニのエネルギーコード以外ではないと思うが、それがクンダリーニのエネルギーコードであると知覚する段階は肉体をメンタル体で離脱して以後であろう。それが水銀の精髄を抽出するということであると思う。

それだけでは、体外離脱しただけであるが、次にアンチモンに擬せらる男女の別、生死の別、聖と俗のような対立物との結婚を経て、生命の水銀に精製されるというところではないか。

4.ティンクトゥラ
これは第四のアルカナム(秘薬)であって、人を健康にし、高貴なものに変え、不壊に変貌させる。
これで連想されるのは、ダンテス・ダイジの窮極から帰還後のエネルギーのシャワー

これら4アルカナを並列な4元素と見ようとするとはずれるし、いわんや地水火風の展開にも充てられない。

人は主より出で、再び主の御許に帰る。

パラケルススは著書「自然の光」において、独特の世界創造、宇宙論を披歴しているが、そういうのを語りたがるのが、一瞥した者の常である。
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