名古屋の弁護士デンカの宝刀

弁護士・不動産鑑定士・大東流合気武道教授代理の資格三冠王(?)が吠える(愚痴る?)

弁護士を減らすことを求めるファクシミリが

2017年06月22日 | 司法その他

 

司法を考える会なるものからファクシミリが来た。

 

内容は司法試験合格者数の減員を求めますというもの。

司法試験合格数となっているが、要は、弁護士を増やすなということらしい。

 

最近の司法試験の状況に全く関心が無かったが、

このファックスによると

一昨年までの合格者数は1800人程度、昨年は1500人程度だと。

法科大学院の進学希望者も年々減少を続け、昨年は3286人に落ち込んでいるらしい。

(法科大学院生が3千人強で、司法試験合格者数が1500人だと、合格率が50%とかになりゃせんか。ほんとか?)

 

この状況で司法試験合格者数を減らさないと合格者のレベルは相当に下がり、これは重大な問題だということらしい。

本音は、訴訟件数も少なくなってきたし、収入が減ると困るので弁護士を増やすなってとこか。

 

合格者のレベルが下がり、新規参入の弁護士のレベルが下がるなら、

優秀な弁護士にとっては、差別化が明確になるので、それはそれで歓迎しても良いんじゃないか。

むしろ、逆説的に言うと、

大してレベルの高くない弁護士は、自分と同程度の弁護士が増えると仕事が少なくなり収入も減るので困るということか。

 

現在、相当数の仕事が舞い込んでくるので、

自分としては、もっと弁護士が増えても良いかなという気がしているし。

 

それに、合格者数が1500人とか、2000人の時代に合格した人間が、

自分らの生活が苦しくなるからといって、

今後の合格者数を1000人に減らせとか言うのは、ちょっと虫が良すぎる。

(私も旧試験ではあったが、同期の合格者数は1500人程度だった。

2回試験の民事弁護の成績は「優」だったが、まあ普通の合格者だ。)

 

弁護士のレベルが下がるというのも、

要件事実の指摘や提出証拠が不十分で裁判所にとって不便だからという程度。

本来の民事訴訟の原則は本人訴訟なんだから、

裁判所は本人訴訟のつもりで対応すれば良い(だいたい司法サービスは、サービスとは到底言えないレベルだし)。

 

弁護士のレベルを上げるには、弁護士の数を増やして競争させるようにするという方法もある。

なので、司法試験の合格者数は、毎年2000人くらいにして、弁護士をもっと競争させるべきかも。

(自分は、不動産に関する実務経験が長いので、不動産について無知な弁護士に閉口することがよくある。

不動産に強い弁護士ってほんとに数少ない。)

 

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